次郎長三国志(1963)のレビュー・感想・評価
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一時代を築いた大スターが若手で沢山出演しています
1952年からのシリーズと、1963年からの同じマキノ雅弘監督のセルフリメイクのシリーズの二つのシリーズがあり、本作は後者の第一作です
日本映画オールタイムベストにリストアップされているのは本作ではなく前者の白黒作品の方になります
歌あり笑いありアクションありの娯楽作品なのですが、観客が全員この物語を知っていることを前提に脚本が作られているから、次郎長のことを知らないで見ると置いてけぼりになります
特に本作は主要登場人物の紹介がテーマなのに、見れば分かるでしょ的に説明抜きに進行していくから、誰が誰だかさっぱりわからないということになるのです
一時代を築いた大スターが若手で沢山出演しています
みんな若すぎで誰が誰だか、これまたわからない
鶴田浩二、松方弘樹、長門裕之、藤山寛美くらいは分かるがあともう皆目わからない
クレジットを見てああそうかとなるばかりです
佐久間良子はとんでもなく美人です
藤純子は居酒屋の可愛い小娘役で出てきてこれもびっくりです
映画としては正直つまらないです
なのでこのような楽しみぐらいしか残されてはいません
21世紀の人間が本作を観るべき、どのような意義や意味があるのか正直自分には理解が出来ませんでした
ただ撮影は綺麗に抜けていて、なかなか良い構図のシーンがあったのは確かです
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