「『これより以前は、医者が患者に訴えられる事が無かった』って?!ふざけている。」白い巨塔(1966) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『これより以前は、医者が患者に訴えられる事が無かった』って?!ふざけている。
コンプライアンスが叫ばれて、表向きはこう言った輩は一掃されたはずである。
しかし、あのオリンピックの事件を考えると、未だにこう言った体質が行政機関にはあると思う。つまり、国立大学=独立行政法人って、たぶん抜け穴なんだと思う。
各シーンを見て思う事は『煙草を吸って、安い洋酒飲んで喜んでいる』のが、実にアナクロに見える。
しかし、母子家庭の苦労人ても医者ってこんな性格なのかなぁ?まぁ、こう言った医者は少なくなったと思うが、未だに平然と残っているのが、政治家なんだろうね。派閥、地縁、世襲、お金、令和の自由と民主主義とコンプライアンスが整っていても平然と存在する。つまり、そんな奴選ぶ側に問題があるんだろうね。
原作を呼んだが、この映画見るだけで充分だと思う。
財前五郎って兄貴が四人もいて、母親大変だったでしょうね。
しかし、日本映画ってなんでキャストに演技させないのか?悪役は悪役しか出来ない。田村○和さんが財前助教授をやってもらいたかった。臭い演技が鬼気迫る演技と過大評価される。そんな役者しかいないのかなぁ。この映画の役者さんはほぼ全員が天国にめされているようだが、この方達が後継者を育てた気配が無い。こう言った業界にこそ、徒弟制度を残して貰いたい位だね(良い意味で)。
今のお医者さんなら、必要以上の検査行うと思うが。レントゲン撮って、CT撮って、MRI撮って、胃カメラまでも呑まされる。お金がかからなければ良いが、健康保険を使ってもかなりの高額。その上『老人は無駄に医者に通って、健康保険を使いまくる』って若者から揶揄される。つまり『老人は医者に通わず早く死ね』って言われているように聞こえる。その上『PLAN75』とはね♥
あれ?!そうか『続編』があるんだ。映画は兎も角、原作がなにわ商人の様にデフォルメして執筆しているので、アナクロ感は拭えない。植木等さん主演の映画や森繁久彌さん主演映画の様に感じた。笑えないけどね。でも、同じ様なテーマで今もこう言った話がウケる事に疑問を感じる。