食器を洗う男

劇場公開日:

解説

日常の中で、ふと他人との接触を欲した独身男の姿をとらえた短編。監督・脚本は「へのじぐち」の吉雄孝紀。北海道文化放送の出資で製作された作品で、地元では劇場公開前にテレビ放映され、深夜ながら10.6%という高視聴率を上げている。東京ではBOX東中野の“インディーズBOX/Vol.1”の中の1本として公開された。95年製作。16ミリ。

1996年製作/46分/日本
配給:BOX OFFICE
劇場公開日:1996年3月9日

ストーリー

学校を卒業して5年、会社の仕事も覚え、生活パターンも確立したさとしは、恋人がいないということ以外、ごく普通の時間を送っていた。毎日のように自炊をして食器を洗う日々を繰り返していたさとしは、ある日曜日、暇を持て余して出かけたついでに買い物に寄ったスーパーで、先輩の彼女の松本に出会う。久しぶりの再会にちょっぴり下心も手伝って、さとしは一緒に食事をしようと、自分の部屋に松本を招待する。夕食も終わって、そろそろ帰ろうとする松本に、さとしは突然、覆いかぶさった。必死で抵抗する松本の様子に、やがてさとしは諦める。松本が帰った後、ひとり残されたさとしは、いつものように黙々と食器を洗った。

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スタッフ・キャスト

監督
脚本
吉雄孝紀
製作
吉雄紀義
プロデューサー
木村純一
撮影
細谷哲男
音楽
佐々木拡
今井雅幸
山田栄一
録音
木村純一
照明
山田芳昭
編集
船見康恵
助監督
三上昭人
スクリプター
藤澤陽子
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