「支那心中」春婦伝 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
支那心中
イメージ通り日本兵は偉そうで女性を軽く扱う、慰安婦として戦地に赴く日本の女性たちは商売と割り切って寧ろ明るく振る舞う姿が印象的でもある。
野川由美子の美しさが際立つ反面、ギャーギャー喚くだけの気が強い女でもあり、川地民生が演じる頭の硬いマジメ一辺倒な性格にイライラさせられる。
戦争の悲惨さや慰安婦に対する厳しい環境などが描写されることはなく、過酷な状況で男を愛する女、何を理想として困難に立ち向かおうとしているのか常に苦悩する日本兵の恋愛物語として。
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