「単純な娯楽映画ではない」12人の優しい日本人 yum1さんの映画レビュー(感想・評価)
単純な娯楽映画ではない
この映画は中学生の時に一回、大学生になってもう一回見たのだが、当初はどの役がどちら側につくのかを予想するという授業の一環で見たため、1つの部屋で繰り広げられる劇が教室と相まって、窮屈でなんかやけに見てて苦しくなる作品だという印象だった。しかし、大学生になってもう一度テレビで見たとき、評価は一変した。
演者の役作りがすばらしい。現実的ではないコミカルなキャラ立ち、それぞれが役者の素のキャラではないかというほどに完全に役作りが出来上がっている。聴くところによると三谷幸喜の秘蔵っ子が複数出てるとか。
1つの部屋でカメラや機材が映らないような、監督のカット割りの細かさとかに関心。
そのカット割りに対応する役者はほんとすごいんだろうなあ。
三谷幸喜脚本の作品特有の笑いのセンスはもちろんある。
音楽はあまり印象に残らなかったが、それだけ溶け込んでるということかもしれない。
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