「日本の明るくポジティブな勢いや空気を活写している歴史的にも貴重で重要な作品」就職戦線異状なし 矢萩久登さんの映画レビュー(感想・評価)
日本の明るくポジティブな勢いや空気を活写している歴史的にも貴重で重要な作品
『就職戦線異状なし』(1991)
神保町シアターさんにて特集上映『一度はスクリーンで観ておきたい――忘れられない90年代映画たち』(2024年6月29日(土)~8月2日(金))にて鑑賞。
バブル絶頂期(1991年)当時の新卒採用の空前の超売り手市場を描いた作品。
レンタルビデオで借りた時はすでに完全にバブル崩壊後、就職氷河期当事者として本作品を羨望の眼差しで観ていた記憶がありますね。バブルが弾けて世間の空気が180度ガラリと変わって就職活動はとにかく苦労しました…。
作中の青田買い、内定者拘束旅行は今では信じられないですがほぼ事実。
日本の明るくポジティブな勢いや空気を活写している歴史的にも貴重で重要な作品ですね。
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