ジャンクフード JUNK FOODのレビュー・感想・評価
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監督の作品が好きなら楽しめるのでは
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1998年公開。舞台は横浜。
オムニバス形式の映画で、登場人物はチーマー、ジャンキーのOL、外国人女性レスラー、出稼ぎのパキスタン人、女好きのチンピラといった少しクセの強い人たちである。
いかにも山本監督らしい映画と言えるが、初めて監督の作品を観るという人には正直あまりオススメできない。
監督のファンなら楽しめると思うが、それぞれのストーリーが短く、また、オチがつかないままエンディングを迎える話もあるので、観終わった後は「これで終わり?」というモヤモヤとした気持ちが残るのは否めない。
オムバス形式ではあるが、それぞれのストーリーがとても興味を惹かれる話だったので、その後どうなったの?という不完全燃焼の感が強く残った。
また、出演者も素人(?)が多いので、人によってはドキュメンタリーを観ているような感覚に陥るかもしれない。
当時のサブカルチャーの一部を垣間見る、もしくはあの時代の雰囲気を楽しむ映画として割りきって観れば悪くないかも。
個人的にはジム・ジャームッシュの一連の映画が思い起こされた。
ちなみに、最初とエンディングに出てくる盲目の老婦人は山本監督の母親である。
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