「ラグタイム大名なのでは?!」ジャズ大名 TRINITY:The Righthanded Devilさんの映画レビュー(感想・評価)
ラグタイム大名なのでは?!
岡本喜八監督のナンセンス映画。
この手の作品に大真面目にコメントすることほど不粋な話はないが、やっぱりひと言だけ言いたい。
「明治元年にジャズなんてまだないだろ!!」
劇中使用されている『メイプル・リーフ・ラグ』はラグタイムの名曲。でも、どうせ時系列無視してるんだから、もっと新しい曲使えばよかったのに。植草甚一さんもご存命だったら、きっとそう思った筈(?!)
出演したバンドマンも、無理を承知でMJQのメンバーにお願いしてたら、タモリさんもどれほど喜んだことか…。
個人的には、ジャズファンとしての高揚感はゼロ。
人種問題を寓意的に取り上げているのは理解出来るが、それだけに40年近く前の映画だとしても、黒人のセリフにヘンな訛りの吹き替えをあてるのはやめて欲しかった。
BS松竹東急にて視聴。
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