ジャコ萬と鉄(1964)のレビュー・感想・評価
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クライマックスの対決、丹波さんも健さんも目茶苦茶に格好いい
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この映画の存在を、私は「高倉健特集」で上映するということで初めて知りました。
凄い面白い映画でした。
敵役が丹波哲郎さん。
序盤の高倉健さんと丹波さんの対決場面、迫力がある。
クライマックスでの対決場面、丹波さんも健さんも、目茶苦茶に格好いい。
敗戦翌年の時代背景の中で、丹波さん演じるジャコ萬の執念深い恨みを縦糸に、一か八かのニシン漁の様子を横糸にして物語が構成されていて、映画の構造としては単純明快だけれど良く出来ています。
物語的には、主役の高倉健さんが狂言回しになっている。
この映画を高倉健さんの最高傑作と評価する人も少なくないと言われているみたいだけれど、そういう評価になるのも私は納得できた。
健さんも丹波哲郎さんも、若くて一番脂が乗っていた時期ではないでしょうか。
この映画、題名で損してる気がします。
「ジャコ萬と鉄」って、題名からは、何の映画だか全く想像出来ないよね。確かに魚関係の匂いは強いけれど。
この日に観た4本の中では、一番面白く、完成度が高い映画だと私は思いました。
映画館で観ることができて良かった。
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