「謀略戦争・忠臣蔵!」四十七人の刺客 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
謀略戦争・忠臣蔵!
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日本映画誕生100年記念作品。
ひかりTVビデオで鑑賞。
原作は未読です。
世にも有名な忠臣蔵を日本人の大好きな忠義物語ではなく、謀略・情報戦争と云う異色の観点から描いていました。
大石内蔵助と色部安長の知略の限りを尽くした攻防戦は、それぞれの正義と威信をかけた人間的迫力に満ちていました。
市川崑監督作品ならではの映像美に切り取られた四季の風景と共に、大石内蔵助とかるの恋や赤穂浪士の姿が画面に映えに映えまくり、クライマックスの黒と白のコントラストが素晴らしい討ち入りシーンの美しさに心奪われました。
演技陣の重厚感が凄まじかったです。昨今の日本映画にこれほどの風格を持ったものは無い気がするなと思いました。
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