劇場公開日 1975年4月26日

「良きノスタルジック」潮騒 しおさい(1975) りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0良きノスタルジック

2020年7月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

萌える

75年製作かぁ…古臭いんだろな。と思いきや、内容にノスタルジックさが増して、今観ても楽しめました!驚き!

一番、驚いたのが三浦友和がかっこいい…。
百恵ちゃんは世代じゃなくても、テレビでバンバン流れてるのでよく知っていましたが、意外にも若かりし頃の三浦友和は観るのは初で、相手役に選ばれるのも納得。
御三家?よりはるかにかっこいいのでは?40代ではすでにイケメン俳優枠に入ってなかったのが不思議。容姿が変わったからかなぁ。

ストーリーは田舎の格差恋愛がテーマで、昔ならではの慣習で両思いでもスムーズにいかないところが、かわいくももどかしい感じでした。
あまり深刻過ぎないので、観やすいです。
何で?こんな展開になるの??の忘れられない仰天シーンもありました。(みんな忘れられないみたい)

あと、安夫のあの行為は鳥肌もの。あれを簡単に許す風潮がおぞましいです。悪しき日本の感覚!

純愛と言うよりは、美男美女がひとめぼれし合って会話もないままに思いを深めていくので、安っぽい印象は否めません。ですが、狭い田舎での小さな格差でも結婚を許されなかったリアルがありました。
実際に人から田舎で起きた大恋愛を聞いて、素敵だなと感じたような気分でした。

でも、あのラストはなんだろう…?
急なナレーションに驚きました。不穏な種を撒いて終わった感じでもやもやしました。

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りりまる