劇場公開日 1974年11月2日

サンダカン八番娼館 望郷のレビュー・感想・評価

全13件を表示

4.0優しさ

2023年11月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この映画に出会うまで知ることすらなかった存在の、時代に翻弄され続けた「からゆきさん」達。
三谷の優しさに触れ、
辛い日々のことを話すその言葉にもまた、
優しさが溢れていると感じた。

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上みちる

5.0国へ帰ったらロクなことは無かぞ

2023年11月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

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kossy

3.5現地よりも

2023年10月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

 近代女性史を研究する三谷圭子は、からゆきさんの取材で天草を訪れる。しかし、誰もそのことを話そうとしない。そんな時に老婆サキと出会い、彼女が元からゆきさんだと確信した圭子は、サキのあばら家で共同生活をする。そうしてサキは重い口を開く。彼女は12歳の時、300円でボルネオ島サンダカンに連れてこられ。
 江戸末期から昭和初期に天草地方を中心に、東南アジア方面に連れていかれた貧しい家庭の娘たち。彼女らを、からゆきさんというのを初めて知りました。ジャパゆきさんは、その派生語。現地での苦渋と困難は想像に難くないです。しかし帰国後の家族と周囲の仕打ちに、やるせない思いがしました。

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sironabe

4.0辛いなぁ、悔しいなぁ、だけど、優しき人

2023年10月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

5.0想うほどの故郷はなかりけり

2023年7月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

不幸な激流にのまれて
流れ流れて生きてきた
女性の話を聞きにいく
女性学者。

田中絹代演じる彼女は、
語るのも辛い人生を生きてきて
月並みな言い方をすれば、
それでも心が穢れることはなかったというのでしょうか。

私にはむしろなにかしらの望みをもつこと
それ自体を諦めてしまったがゆえの
つつましさ、清らかさなように
思えてしまって、
そこにいたってしまった生涯に涙が出そうでした。

自分を二度も捨てた日本はすでに故郷ではないのです。
彼女にとって故郷とは
母の存在に他ならなかったのでしょう。
もしかすると、まだ母と呼べる故郷が
かつてあっただけ
幸せなほうだったのでしょうか。
似たような境遇の女性の中で。

まるで大昔の出来事みたいだが
この話のころから
まだ100年もたっていない。
日本自体が激動の時期を過ぎてきたのだな。

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こまめぞう

5.0取材の関係づくりの難しさと田中絹代氏の演技の凄味

2023年5月25日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

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てつ

5.0昭和の伝説の映画

2023年2月20日
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鑑賞方法:VOD

栗原小巻扮する女性史研究家三谷圭子は、からゆきさんの実態を調べようと長崎へ出向き、ひょんな事から田中絹代扮する北川サキに出会った。

昭和の伝説の映画を初めて観たが、まさに女たちの日本の歴史かな。サンダカンとはボルネオ島の港町、そこで繰り広げられた歴史は悲惨な女たちの隠された過去であった。若い頃のサキを高橋洋子、年老いたサキは田中絹代、そして栗原小巻と3大女優の渾身な演技で素晴らしかったね。まさに伝説そのものであったな。

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重

1.0要するに、つまらん。

2022年5月28日
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物語、脚本、演技、演出とも74年当時はこの程度で良かったという歴史資料的価値のみ。
これを名作と持ち上げると今の映画の為にならぬ。
凡庸、大味、大袈裟、そして浅い。

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きねまっきい

被害者の傷はカネでは癒せない!

2022年5月20日
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過日、「BSプレミアム:日本映画100選」にて鑑賞。

30数年前に池袋の文芸地下で見て以来だけど70年代は、こういう映画がロードショーに乗ってたんだと思うと凄いことです。

きっと、時代が混沌としていて、みんなが真剣だったんだろうな。

一時、原発関連で一部高揚した空気も感じらましたが・・、

さて、観終わっての感想ですが「高橋洋子」が素晴らしい。あと、「水の江滝子(?)」の存在感は、圧倒的でした。

従前より、朝鮮や近隣諸国の従軍慰安婦問題が問題になってるけど日本という国は、自国の恵まれない民をも同じように誑かしてきたんだ。

「お国のエライ勲章」をもらった故中曽根元首相がこういった娼館を作るよう指示していたという事実が朝日新聞で報道されてましたね。

植民地支配、女性開放とかいう以前に「人権問題」として、どうなんだ、ってことだと思う。

以前、安倍元総理が「自虐的歴史」とかで報道を規制しようとしたり、どっかの先鋭な知事が「自ら望んでいった」みたいな発言してたけどこういった「人の痛みのわからないヤカラ」が政治を牛耳っている限り、周辺諸国との関係はこじれていくばかりだ。

補償とかは、金銭の問題では、決して解決しない。

与えられた「被害者」の傷の深さを「加害者」が慮ってこそ、償いが始まるのだと思うし、それをふまえないといつまでたってもギクシャクした国際交流が続いてしまうことを肝に銘じなければならない。

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Shiroko

5.0ちょっとみたら観入ってしまいました。

2022年3月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

すごくよかったです。
切なさ 悲しみの物語の中
二人の心に何か温かものが残った
と感じられた。
タオルを抱きしめた気持ちが
伝わってきました。涙涙です。

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みんみん

5.0田中絹代でなけなればこの映画は成立しない、それほどのもの凄い演技でした

2019年9月9日
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強烈な映画でした、そして号泣しました
田中絹代でなけなればこの映画は成立しない、それほどのもの凄い演技でした
他の誰が演じても無理です、彼女でしかなし得ない恐るべき演技です
枯れ木のように細く軽い小さな体と浅黒く日焼けした肌と顔
そこにキラキラ光る瞳と笑ったときの得も言えない包容力
正に老境のおサキさんそのものです
彼女こそ稀代の名女優です
そしてそれを清楚で上品な栗原小巻との対比をなすことで一層際立ているのです
高橋洋子も現代パートに負けない熱演でした

また熊井啓監督の演出もものすごいものがあります

特におサキが初めて客を取らされたときに、彼女の顔に掛かる客の首にかけられたチェーンの先の細長い鍵のシーンには感嘆しました

強制された処女喪失の破瓜の痛みと悲しみに歪む顔、逃げ場のない鍵をされた部屋、男が首にかけたチェーンが顔に掛かる体位、男性器を暗喩する鍵とその前後に揺れる挙動
それらを一挙に映像で表現してしまうのです

また天草の兄の家の風呂で顔を湯に浸け、声を出さずに泣くシーンにも心が張り裂かれました

音楽はあのゴジラの伊福部昭で、独特の他にない土臭い強烈な音楽で突き抜けた悲しみを増幅させる力があります

その他にもおサキさんという一人の女性に日本の近代化の軋みと歪みが見える構成と演出は見事という他にありません

終盤の主人公とおサキさんの別れでの田中絹代の号泣シーンには強烈な破壊力があり涙腺が崩壊しました

エピローグの墓が日本に背を向けている
拒絶のように見えて、実はそれこそが血のでるような望郷の叫びだったのです

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あき240

4.0日本にもこういう時代が有ったのです。今の若い子には思いもよらんかも...

2019年5月23日
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日本にもこういう時代が有ったのです。今の若い子には思いもよらんかも知れんけど。

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もーさん

4.5素晴らしい作品です。

2018年11月23日
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この頃は高橋洋子さんが好きでした。

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ムーラン