鮫肌男と桃尻女のレビュー・感想・評価

全人類が惚れる浅野忠信
ヒロイン桃尻女への鑑賞女の移入
不気味で素直な山田への急な親近感と応援
強盗と行員の人情物語！？

内容は組の金を持ち逃げした「鮫肌」から始まる。逃走中に桃尻という女と逃げることになる。
出てくるキャラが全て奇抜な格好をしていて、気の抜けるような会話んしているのもポイント高い！
そして、カメラの見せ方やカットの方法が観ていて斬新！

コーエン兄弟や三木聡監督作品が好きならぜひ！

浅野さんがそりゃもう存在感があってめちゃくちゃかっこいいんだけど、役者のみなさんがまさに怪演でごりごりにぶつかりあっててすごい。我修院さんとか鶴見さんとか堀部さんとか、洋八さんの気持ち悪さとか。
あの頃のでたらめなスタイリッシュさといきおいを堪能しました。

一見取り留めのないおふざけ映画と最初は思うが話が進むに連れて不思議と締まる、癖のある複数の登場人物一人一人の存在感が輝きだす後半の演出は一見の価値が有る、観るべき映画です。

浅野がいい感じだった。
原作知らないし、イマイチわからない所もあったが、それなり。

本作を鑑賞した後に望月峯太郎の原作マンガを丁度「ドラゴンヘッド」も読んでいたし「バタアシ金魚」や「バイクメ〜ン」とかマンガ本にハマっていた頃、そして日本映画のミニシアターが盛んになった時代の象徴的俳優でもある浅野忠信の映画を何本も劇場で観ていた当時、彼のお陰で是枝裕和や黒沢清に石井克人など監督の名前を認識したり永瀬正敏が一人で背負っていたように思えるジャンルに浅野忠信が加勢して最高な二人の役者が映画界を引っ張っていた９０年代後半から００年代初頭。

ミュージックビデオやＣＭ業界から映画監督が出てくる勢いが軽はずみに忠信や永瀬を起用しながら作品のＬｏｏｋや雰囲気重視で中身が伴わない映画と消えた監督も少々、それに嫌気が差して日本映画を忠信と永瀬を劇場に行かなくなった今現在。

浅野忠信を抜きにしては考えられない本作、彼の存在感と黙って立っているだけでも耐えられる映像と時間、登場するシーン全てで爆笑を掻っ攫う我修院達也の異端なキャラクターが絶妙過ぎて忠信とのトイレでのやりとりがアドリブに近いようで地味な笑いが堪らない。

今では知名度も十分な田中要次や津田寛治に森下能幸を本作で知ったからこそのイメージがデカい、ヤクザ然としない寺島進がクールで渋くて、服装に難ありな鶴見辰吾と岸部一徳の掛け合いも楽しめる。

当時は小日向しえが好きだったなぁ、まさかココリコと！別れたけれど。。。

不思議な、漫画原作なんだけど漫画チックでいいのか？いやいいんですよみたいな。不思議な映画でした。鑑賞日は今日の日付ですが大昔にみた映画です。オリジナルキャラクターの殺し屋を我修院達也が怪演しててそれも見どころの一つです。

DVDで何度も観ました。公開当時、劇場で観なかった事が悔やまれます。とにかくカッコいい映画でした。
キャストも演技派揃いで、申し分ないです。
隠れた名作です。

むかしむかし、何度もビデオで繰り返し観ました。鮫肌と殺し屋達がめちゃくちゃカッコいい!!ファッションというかスタイルって大事よね。ヤマダの気持ち悪さも笑えるけど、一徳の気持ち悪さもいい(笑)

観た作品。強烈な山田くんとカッコイイラストが印象に残ってる。邦画も面白いんだーと思った作品。細かいところまでは記憶にないのでTSUTAYAで借りようかと思ったら在庫なし。残念。

だいたい名作漫画の実写化は駄作だが、これは違う！
面白い！カッコイイ！笑える！
漫画には登場しないキャラが多数登場し、漫画にはないシュールなギャグがあってとにかく笑える！浅野忠信や寺島進がカッコイイ！てか、皆カッコイイ！
もしかしたら、原作漫画よりも面白いかもしれない！
邦画の名作！観て損はないぞ！

スゴい勢いのある作品、面白かったです。カッコいいなと思って観てましたが、終盤のハードさはかなりのものでした。
組織から追われる鮫肌と、田舎のホテル従業員トシコの逃避行の行く末は…。
石井克人監督、1999年の作品です。

 浅野忠信演じる鮫肌がカッコ良い。小日向しえのトシコも、なんともアヤシく魅力的です。
出てくる人がみんな濃いキャラ、強力でした。
我修院達也の殺し屋ヤマダくん、わかってるんだけど大笑いせざるを得ませんでした。
ホテルの支配人の気持ち悪さも印象的、最後までB&Bとは気がつかなかったなあ、なにせ気持ち悪くって。

（2012.10.19 シネフク大黒座 浅野忠信オールナイト）

まだ自分が若い時
3度も劇場に足を運んでしまった秀作。

とにかく笑えるしとにかく素晴らしい。

当時劇団で役者をしていた私は
浅野忠信は天才だと、本気で思った。

ただただ脱帽。