「東映時代劇の苦悩」真田幸村の謀略 bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
東映時代劇の苦悩
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東映時代劇の復活を掛けたのだが、正当性を維持しつつ、特撮や大セットの取り組みも。おかげで芯のないできあがり。解説を見るまで、猿飛佐助がエイリアンの設定とは思わなかった。それで、巨大隕石の合点がいく。そんなこんなでまとまりがなく、ラストの家康の首が2メートルぐらい飛び上がるシーンは、黒ひげゲームみたいでもうがっかり。これじゃあ衰えに歯止めはかからないだろう。
正しいと伝えられる史実の描写と脚色シーンがすんなりかみ合わなかったのが敗因で、これは脚本家の責任。
往年の大スター:千恵蔵、高峰三枝子、当時のスター:萬屋錦之介、松方に脇役にあおい輝彦、丹波哲郎や若手:森田健作・真田広之を固め、当時では贅沢なキャストだったと思うが、面白くなかった。さすがに40年前、亡くなっや役者さんばかりだなあ。
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