劇場公開日 1967年8月12日

座頭市牢破りのレビュー・感想・評価

全3件を表示

3.0勝プロ第一回作品

2025年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

勝プロの第一作なので、監督は硬派の山本薩夫だ。
剣を捨て、農民とともに農業を頑張る侍と出会った市だが、話が噛み合わない。
農民の味方をする親分(三國連太郎)に心酔した市は、邪魔をする親分を殺してしまう。
そして月日が経ち、状況は一変していた。
農民に使われる市であった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン

3.5村の救世主となる市

2025年1月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

登場人物の顔色の変化で表現する
善と悪、生と死
これまでとは明らかに異なる色彩豊かな映像と
ストーリーに引き込まれました。
しかしながら木枯らしが吹く夕暮れ時のススキ野などで
静と動のコントラストが印象的な前作までの
ハードボイルドな感じが少し失われた気もします。
音楽も大袈裟なシンフォニーより
ウエスタン調なやつが好みなのです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
映爺

5.0顔と心

2023年9月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

軽い気持ちで見始めたら、めちゃくちゃ重たい一発を食らわされました。
もうショットがいちいちやばいし、ユーモアやエロスを交えつつも、本質を突いた重たいテーマによって貫かれている。90分とは思えない程、内容の詰まった素晴らしい作品でした。

特に人物を中心に据える宮川一夫のカメラ、山本薩夫の行き届いた人物描写に息を呑みました。
折檻をする西村晃の妙に白い顔、後に再会した時には顔の白粉を落としているお忍。
「人は見た目ではなく、心」と言う市とは裏腹に、眉のない朝五郎の妻、ニヤけ面の盲人たち、額に大きな傷の親方、農民たち、お代官、子分たち…画面に映る者達の顔はその人の社会的身分や人柄を克明に物語っていました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
抹茶