「瞼の父と大晦日夜の血闘」座頭市関所破り しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
瞼の父と大晦日夜の血闘
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BS12で鑑賞(録画)。
原作は未読。
年の瀬。妙義山のご来光を拝むために麓の町へとやって来た座頭市。その町では、御奉行と地元のやくざが結託し、住民から金を貪っていた。
名主の父を探す娘。御奉行と親分の命を狙う男の妹。ふたりの女と出会いが市を騒動に巻き込み、除夜の鐘鳴る大晦日夜の血闘へなだれ込む。
市が幼い頃に生き別れた父親の面影を重ねた老人との交流と、その結末が悲しい。老人の強欲さに幻滅するも、仕込み杖を抜かなかった市の心情を慮ると胸が苦しく、切なくなってしまった。
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