劇場公開日 1964年7月11日

「時代劇 x ホラー。歴史に残したい一本」座頭市あばれ凧 tさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0時代劇 x ホラー。歴史に残したい一本

tさん
2019年1月8日
PCから投稿

笑える

楽しい

怖い

これ凄い。一番おすすめしたい(1-7作目の間では)。

前作のアクション全振り映画から戻って、お約束通りの座頭市。ご飯シーン、市の切ないプラトニックな恋心、古き良き日本の風景。
ああ、いつも通りの座頭市だなぁ。と安心して鑑賞していました

・・・が・・・敵を川の中に誘い込んで、水の中から1人ずつ斬っていく、なんかホラー映画みたいな(ジョーズみたい)・・・今までにないパターンぞこれ・・・。

市とタイマンを張る強い剣士との一騎打ち!さあ来た!・・・あれ?超あっさり倒される・・・。あれ?あれ?いつもの座頭市じゃない、あれ?

そして最後、市は敵のアジトに殴り込みをかける。おいおいなんだこれwww。完全にホラー映画www。否、むしろランボー?キャリー?2つの物語がリアルタイムで同時進行する。スターウォーズ?時代劇でこれやっちゃう?血の量もおっけー。
背景に夏の花火が打ち上げられる・・・。ドーン、ドーン、なんかアート的なんですけど・・・w。

今観ても普通に面白い。当時としては凄い画期的なエンターテインメントなのでは?歴史に残したい一本だ。

ちなみに、本作ではハエを斬ります。

t