ザ・スパイダースのゴーゴー向う見ず作戦のレビュー・感想・評価

・住居侵入が多数で、迷惑お構いなしのコミカル・ギャグ映画
・「爆笑映画」の触れ込みだが、大笑いする所はなかった
　　→　軽く笑う所は多数あった　→　なお、感動する場面はゼロ

・真っすぐ歩いた為の、迷惑行為や笑える行為等を少し列挙すると、
　①車の追突事故を誘発、②他人の寝室を通り抜け、③遺体の上を歩く
　④女子プロレス会場に侵入し、いたぶられる
　⑤刑務所の留置場を通過→死刑台の階段も通過
　⑥目の前の建物のレンガを取ったら、建物崩壊
　⑦人質事件で銃乱射の場所も真っすぐ通過
　⑧歩く先に牛がいた、列車に撥ねられたら一瞬でビフテキになった
　⑨車が来ても、道路の真ん中を歩く
　⑩工業製品のベルトコンベアに乗り、箱詰めされてしまう
　⑪屋根の上を通り抜ける
　⑫西部劇の撮影現場を通り抜ける、等

・7人組が目的地のチノ（松原智恵子）宅に到着し、
　　横浜に戻る話しになった時、
　　「地球は丸い、真っすぐ歩けば横浜に着く」の発言
　→　因みに、「歩く」を「電波」に置き換えれば、
　　　この発言は、無線の世界では、珍しくない話
　　　実際、強力電波を出せば、地球を数周する

・「この言葉面白いな」と思う所は数カ所あったし、所々に音楽もあった
　　　こういう映画が好きな人には、高い評価の映画かも

・最後に「松原智恵子は美人」の件
　　→　1967年プロマイド売上　女優部門3位、の美しさは本物だ

「私が欲しかったら今すぐ私のところへまっすぐ歩いてらっしゃい。どんな障害物も避けないで。まっすぐ私のところへ来たら私は求愛を受け入れます。」と聞き、ひたすらまっすぐ歩き続けるザ・スパイダーズのみなさんの映画でした。