「菅野美穂「ワタシハユウコウテキナウチュウジンデス」」催眠 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
菅野美穂「ワタシハユウコウテキナウチュウジンデス」
「子供を殴らない明るい社会をつくろう! 警視庁生活安全部」
1999年公開作品
2度目の鑑賞
今回もTSUTAYAレンタルDVDで鑑賞
サブスクで配信されていないTSUTAYAレンタルDVD人気ランキングのベスト10入り作品(某YouTubeチャンネル調べ)
原作は『千里眼 of the end of century』『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』の松岡圭祐
監督と脚本は『学校の怪談 呪いの』『呪怨 終わりの始まり』『呪怨 ザ・ファイナル』の落合正幸
脚本は他に『海猿』『LIMIT OF LOVE 海猿』『THE LAST MESSAGE 海猿』『BRAVE HEARTS 海猿』『沈黙のパレード』の福田靖
粗筋
都内で「緑の猿」と呟き自殺する事件が続発
自殺ではないと感じ取った老刑事櫻井は心理カウンセラー嵯峨と協力し捜査を進める
一方で元銀行員の入絵由香は「緑の猿」に怯えて催眠術師実相寺に助けを求める
実相寺はTVによく出る有名人で由香は彼がメインの番組で催眠術をかけられるアシスタントとして出演した
そんなある日に実相寺は不審死を遂げた
捜査の結果ネズミと呼ばれるソーシャルワーカーの水井則宗が被疑者として浮かび上がった
水井則宗は偽名だった
入江由香は警察に保護された
日本の精神医学界では認められていない多重人格症だった
由香には他に違う人格があった
1つは宇宙人アンドリア
もう1つは左目眼帯に赤い服の妖艶なリリ子
さらにもう一つ
諸悪の根源は入江由香だった
鍵は金属音による周波数
緑の猿とは人間が誰でも持っている醜い心
ジャパニーズホラーの傑作
菅野美穂の快演が光る
「そうだった」「そうだった」場面の一つ一つが蘇る
バイプレイヤーズを彷彿させる豪華な脇役も邦画好きの僕にはたまらない
木村多江がチョイ役で出演しているがこの映画を紹介するサイトはいずれも雑な扱いで残念だ
配役
心理カウンセラーの嵯峨敏也に稲垣吾郎
奇行が目立つ元銀行臨時従業員の入絵由香に菅野美穂
刑事の櫻井孝典に宇津井健
櫻井の同僚の牟田悦司に大杉漣
心理学の学者の倉石勝正に小木茂光
催眠術師の実相寺則之に升毅
櫻井の部下の三井恵子に渡辺由紀
櫻井の上司の朝生俊之に中丸忠雄
検査官の井手利一に佐戸井けん太
精神鑑定士の下元に白井晃
ネズミと呼ばれるソーシャルワーカーの水井則宗に四方堂亘
マラソンのコーチに高橋克実
走っている最中に骨折し死ぬマラソンランナーの山科里子に安藤裕子
新郎に堀部圭亮
新婦に長田江身子
倉庫の作業員にでんでん
療養所の女性作業員に絵沢萠子
実相寺に催眠術をかけられるアシスタントのまりやに星野亜希
実相寺に催眠術をかけられるアシスタントのアリスに井手史保子
刑事に大鷹明良
警察署前に立つ警官に甲本雅裕
看板の少女に山口あゆみ
マネージャーに及森玲子
初老の男に前田昌明
初老の女に喜多道枝
デパートの店員に朝生つぐみ
電話ボックスを使用中に死ぬ女性に石川真希
銀行の人事課長に伊藤洋三郎
由香を連れて来た太った女性警察官にしのへけい子
結婚披露宴の司会に春木みさよ
倉石に質問し諭される医学生に木村多江
嵯峨に催眠術をかけられる医学生に吉田真由子
