子猫物語のレビュー・感想・評価
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人間が全く出てこない映像は斬新だった。 よくこんな作品を撮れたな、...
人間が全く出てこない映像は斬新だった。 よくこんな作品を撮れたな、と思う。 犬と熊の格闘とか、穴に落ちた猫を犬がロープで引っ張り上げるシーンとか。 ひょっとしてあれはCG?
子猫可哀想物語
あのムツゴロウさんが監督を務めた1986年の動物ムービー。 当時、興行収入98億円の大ヒット! 本作、ドキュメンタリーではない。ストーリーらしきものがある。 子猫のチャトランと子犬のプー助の冒険。 だとしたら、大問題だ…! ハラハラドキドキの冒険を演出する為に、明らかに動物たちを危険な目に遭わせている。ドキッとした箇所が幾つもあった。 ネット上の酷評や動物愛護団体からの批判もこりゃ仕方ない。 始まってすぐ、チャトランが川に落ちるシーンがある。 猫って、水嫌いな筈だよね…? 自然の演出なら水辺は避ける筈である。 開幕からヘンな違和感を感じた。 よって、チャトランが木箱に乗って川を流される冒険の始まりは、100%人の手によるもの。 何度もひっくり返りそうになったり、挙げ句の果てに落差ある川を落ちる。 この時チャトランはどんな思いであったろう…。 何より背筋が凍ったシーンがあった。 川を流されてる途中、チャトランはクマに襲われる。仲良しのプー助が助けに現れるのだが…、 ガチに子犬がクマに襲われている…! クマは何度かプー助に噛み付いたり、体重で抑え込んだりし、あれは一歩間違えればプー助は死んでいた。 本当に背筋が凍った。 川から上がり、森の中をさ迷って、足を怪我。 電車に跳ねられそうにもなる。 牛に追いかけられ、 カモメの群れに襲われ、 崖から海に落ち、 再びクマやヘビに襲われ…。 これは子猫チャトランの冒険や様々な動物たちとの出会いを描いているんじゃない。 自然の中に子猫をポンと放り出して、命に関わる危険を、楽しそうに悪趣味に撮ってるだけである。 音楽もナレーションもいつまでも呑気。 露木さん、ほのぼの語ってる場合じゃないって! かつては多く作られた、動物を主人公にしたドキュメンタリー風の○○物語。 何故、今はもう作られないのか?…なんて、愚問である。 それ以前に、話も大して面白くない。 採点は全て、可愛い子猫ちゃんたちに。
映像がすばらしい
BSで放送してました。 最初見たとき、重厚な美しい映像に、NHKの動物ドキュメンタリーかと思いました。 古い映画なのに、今見てもきれいだなと思います。 動物もたくさんでてきてとても可愛らしい。 明らかに演出だな~と思う場面もあったりしますが(笑) あと、猫が川をドンブラドンブラ流されたり、高い崖から落ちたり(人形かもしれませんが…)、今はこの内容では作れないだろうなあ、とハラハラする場面もいくつかありました。 とても作為的な映画ではありましたが、動物の美しさを愛でるのに最適な映画でした。
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