五人の兄妹

劇場公開日:

解説

マーガレット・シドニーの小説よりナタリー・バックナルが脚色し、「凸凹西部の巻」のチャールズ・バートンが監督、ヘンリー・フロイリッヒが撮影した1940年度作品。エディス・フェロウズ、クラレンス・コルブ、ドロシー・ペイタースン、ロナルド・シンクレア、チャールズ・ベック等が出演する家庭映画。

1940年製作/アメリカ
原題:Five Little Peppers and How They Grew
配給:セントラル
劇場公開日:1950年12月23日

ストーリー

ペッパー夫人は測量技師の夫が鉱山王キングの仕事中に急死し、残された五人の子供を抱えて苦闘をしなければならなかったが、長女のポリーをはじめ五人の兄妹は母をたすけるために健気だった。キングはペッパーが測量中の鉱山が有望なことを発見し、鉱区の権利の半分を持つペッパーの遺族をさがしていた。ペッパー兄妹は母親の誕生日のお祝いにケーキを焼こうと計画したが、材料を買う金もないため、ポリーとジョイがキング家に行き、同家の1人息子のジャスパーに訳を話してケーキの材料をもらった。それ以来淋しがり屋のジャスパーは、ペッパー兄妹と親友になった。息子からこの話を聞いたキングは、ペッパー兄妹を喜ばせ、鉱区の権利書を安く買い上げようとするが、彼等の無邪気な生活に接するうちに、次第に自分の行為が恥ずかしくなって、五人の兄妹を我が家に引きとろうと思った。出稼ぎで留守だったペッパー夫人は、キングの行為を権利書を手にいれる手段にすぎないと誤解し、ポリーもまたキングに失望して、権利書を彼の前に叩きつけて我が家に戻ってしまった。しかしジャスパーの努力により誤解はとけ、ポリーはキングの共同経営者となり、ペッパーの家族は広いキングの邸で楽しい生活を送られるようになった。

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