「発想の勝利!トンデモ技術のオンパレード!」ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
発想の勝利!トンデモ技術のオンパレード!
映画の冒頭で子供たちに見せてるボールの中でちっちゃいカレーを作るマジック。マイクロ・マシンのネタバレで子供に「なーんだ、つまんねーの」って言われてますが、ちょっと待って!アレ凄い技術ですよ!?
そんなこんなで何かと凄い技術が出てくるゴジラ24作目、ミレニアムシリーズでは第2作目になります。ミレニアムシリーズってゴジラ以外は全て繋がりのない世界観なので、前後のストーリー考えなくっていいから便利だなっと思います。
本作ブラックホールという天体を作り出して生物に当てるという発想が先ず凄い。物語の始めにマイクロ・マシンを作った工藤さんがリクルートされてますが、ロボット作る技術と天体を作る技術って全く違うような気もしますが・・・ってかブラックホール作るって、しかもゴジラに当たったら都合良く消えるブラックホールってどんな技術!?本来ならそこにそのまま存在して地球飲み込んじゃいそうですけどね!
しかも実験で時空に亀裂ができて、そこから太古の生物が現れたって、けっこう大変な出来事ではないでしょうか?メガニューラがタイム・トラベルしてきたって事ですよね?皆さんあっさり受け入れ過ぎでしょう。流石ゴジラが現れる世界だと何事にも心が広いんだなぁ。
物語の中盤でも辻森さんがゴジラに発信器取り付けたりしてますが、根本的に水は電波を通さないので、アレでゴジラを追跡してたのは新しい技術に違いない!地味に凄いよ!
等と色々とツッコんでみましたが、トンデモ技術を含めて何だかんだで楽しく観れました。ゴジラとメガギラスの怪獣プロレスもしっかりありましたし、言うなればトンデモ技術こそ空想科学の醍醐味ですよね!
しっかしゴジラって丈夫だなぁ。背中のトゲトゲに赤みがかかっててカッコ良かったのですが、アレってカッターとしても使えたんてますね?便利!メガギラスが意外と強くゴジラに善戦してました。元は昆虫なのに強いぞメガギラス!それでもゴジラには敵わないので、やっぱりゴジラを倒すにはトンデモない発想が必要なんですね!
そういえば本作は首都が大阪に移されたってなってましたが、ラストバトルもお台場でしたし、設定が何にも活かされてないのに逆にビックリでした。何故あんな設定入れてみたのでしょう??不思議だ!