ゴジラ 2000 ミレニアムのレビュー・感想・評価
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千年王国
◯平成ゴジラ新シリーズ開始
VSシリーズとは違う新しい
世界線での話。
◯ミレゴジ
VSシリーズから一新された
スタイリッシュな造形。
オレンジ色の熱戦。
CGによるシリーズ初の泳ぐ姿。
オルガナイザーG1等の身体の仕組みに
踏み込む内容。
◯ミレニアン(UFO&オルガ)
地球の大気の組成を変え、
自分たちの住みやすい環境に変えて
支配することが目的。
実体を取り戻すためにゴジラの細胞を
吸収して怪獣化しオルガへと変貌。
UFO状態ではゴジラを吹き飛ばすほどの
ビーム状の攻撃あり。
オルガ状態では左肩から放つビーム。
ゴジラを口から吸収して、ゴジラに
なろうとするなど宇宙生物らしい
要素あり。
△阿部寛「ゴジラーーー!!!」
ゴジラを殺す事ばかり考えていた
片桐がゴジラを認めたシーンと
思われるが、過程が描写されて
いないため謎シーンに。
△オルガの印象
ゴジラの細胞を取り込んでから
耐久性がなくなり弱体化。
正直最初のUFO状態の方が強かった。
特に苦戦する事なくゴジラが勝つため、
吸収シーン以外は印象に残りずらい。
△合成が所々雑
ゴジラが上陸するシーン等、
合成が雑なため違和感がある
シーンが複数あった。
VSシリーズよりも気になった。
×そうはならんやろ脚本・演出
高層ビル上のUFOを爆破する際に
女性記者を助けに行く場面があるが、
そもそも爆弾を設置する自衛隊に
頼めば良いし、一々子供を
連れて行く必要もない。
後半のゴジラとオルガの決戦では、
登場人物が怪獣たちの戦いを棒立ちで
眺めているだけであり、怪獣プロレス
自体も単調なため退屈に見える。
エンタメとしては無理
ゴジラのテーマが流れたときは熱くなったが、それ以外がひどい。
まず中盤までがほぼ退屈。人間関係や謎が明かされていってはいるのだが、盛り上がりどころがあまりなく(これは予告のせいもあるが)、正直寝てしまいそうになった。
戦闘も微妙だった。オルガは凶暴な感じはあるけど、動きは遅いし、物理でダメージを入れられてる感じがなく、強さは感じなかった。(ビームは強力だったが)UFOに乗ったままで戦ってた方が強かった感じがある。
エヴァのオマージュっぽいシーンがあったが、正直微妙。しかも、そのシーンに出てきた単語を見ただけでオルガの元の思惑を看破できてしまうし、正直ツッコミたくなった。
あとはセリフで語らせ過ぎている。
最後の「人類の業がー」的なのを唐突に喋りだす。
主人公のライバル的な人物が「ゴジラー!!」と叫んで死ぬシーンなど、悪いツッコミどころが多すぎる。
エンタメとしてこれを見るのはやめた方がいい。
まさかのvs宇宙船(とオルガ少々)
ゴジラ映画通算23作目で新しいミレニアムシリーズになります。1999年の映画なのでCGはショボくっても、やっと多少観やすくなってきた感もあります。考えてみればここからのミレニアムシリーズは言うなれば全てスピンオフ的なパラレルワールドなんですよね。思いきった設定だ!
ハリウッド版を得てゴジラのスタイルも一新。随分とトゲトゲしてて悪い面構えになってますね。これはこれでカッコいい!光線出すときの口元の空気の揺らぎとか見せ方がリアルになってますね。舞台がゴジラが定期的に襲ってくる日本というパラレルワールドです。ゴジラが定期的に来るなるきっとゴジラ保険とかあるんだろうなぁ。定期的に日本各地の建物が破壊されるなら建設業は大儲けでも常に人手不足に違いない!
今回の敵の宇宙船は6000年前に地球に来たようなのですが、恐竜の絶滅が6500万年前で6000万年前というと原始の哺乳類が産まれた頃。そこからずっと海底で眠ってたなんて、とってもお寝坊さんですね。で、起きたら慌ててゴジラ取り込もうとしたり、地球の環境変えようとしたりと、そそっかしい慌てん坊なタイプです。
本作で阿部寛を初め、やっと最近でも見る俳優が出てきた感じがしました。20年前だけあって若い若い!それでも多少現代に近くなった気がします。やっぱりゴジラは日本を代表するシリーズだけあって阿部寛とか有名俳優も出てたんだなぁ。
ラストがゴジラ日本蹂躙で終わるので何も解決しなかった感じもしますが、評価が悪いわりに意外と楽しめました。
新シリーズのちぐはぐなスタート作
ゴジラシリーズ第23作(ミレニアムシリーズ第1作)。
ゴジラ生誕45周年記念作品。
母親と映画館で観ました(6歳)。
ノベライズ、コミカライズは未読です。
初めて映画館で観たゴジラ映画でした。
スクリーンで観るゴジラは大迫力で、そのカッコ良さは子供心にぐさぐさと突き刺さり、強烈な印象を残してくれました。
ですが幼かったせいか、物語を完全に理解していたとは言い難く、怪獣の場面ばかり熱心に観ていたような気がします…
大人になって観返すと、VSシリーズと比べて雰囲気が暗いし、キャラの行動もちぐはぐで全体のテンポが悪いな、と…
ゴジラとオルガの戦いも短く、のっそりした動きで迫力が無い…。CCIと巨大UFOの攻防の方が面白かった…
片桐の死も理解出来ませんでした。ドラマティックにするために無理矢理そうしたとしか思えませんでした。どうしてあれほどゴジラを憎悪しているのかも結局不明のままでしたし…
ラストの篠田の総括も、これまた無理矢理そっちへテーマを持って行こうとしているような印象。本作のストーリーから読み取るのは無理かと…。あまり心に響いて来ませんでした。
ミレニアムシリーズの開幕を告げた重要作ですが、出だしで躓いていた感が拭えず、その後迎えたシリーズの一旦の終焉は本作から始まっていたのかもしれないと思いました。
※鑑賞記録
2019/05/12:DVD
2020/04/18:Amazon Prime Video
※修正(2022/07/20)
CGがしょぼい
2000年くらのレベルじゃ仕方がないかと言えばそうでもない。『ジェラシックパーク』はもっとずっと前に丁寧な恐竜を表現していた。この映画の雑なUFOのCGは残念すぎて見ていられない。CGそのものだけではなく、変に画面に迫ってくるようなCGらしい動きもとてもダサかった。せめて引きにして雑さが見えづらくするなど工夫すべきだったのではないだろうか。
UFOもひどかったがUFOから現れるタコ宇宙人も非常に残念だった。
着ぐるみのゴジラと、実際の街の合成もとても雑だった。
ストーリーもさっぱり面白くなかった。UFOを破壊するためにビルに爆弾を仕掛けて、まだ人がいるのに、時間にこだわって爆破するのもどうかと思うし、爆発するのに子供を連れてビルに近づくのも首をかしげざるを得ない。そんな場面の連発で、全員バカなのか、見るものをバカにしているのかと思った。
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