「上質なゴジラ作品」ゴジラ ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
上質なゴジラ作品
ゴジラ誕生30周年作品。
1954年、1作目のゴジラ出現から30年ぶりの再出現という設定のため、2作目の「ゴジラの逆襲」から15作目の「メカゴジラの逆襲」を大胆にカットして、路線を再びディザスター作品として描いている。
また、昭和最後のゴジラでもある。
下手な宇宙人を出してゴジラをヒーロー視したり、ドタバタコメディ要素をしっかり省いて、政治的なニュアンスをリアルに描いたパニック物としてのゴジラ作品にしたことで、シリーズの中では最も見応えのある作品の一つだと思う。
アメリカ、ソ連の両者が核兵器による攻撃を要求するも、非核三原則を用いてその要求を断固拒否する三田村首相 (小林桂樹)が素晴らしい!
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