「目は口ほどに物を言う」ゴジラ対ヘドラ 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
目は口ほどに物を言う
ゴジラ一作目以来の
テーマを孕んだ作品ではないでしょうか?
大気汚染、環境破壊、公害が生んだ怪獣ヘドラ。
子供の頃に観た時は地味で暗い印象だったけど、
今観ると異色作、ヘドラのビジュアルもとても良い。
形態が何種類もあるのも素晴らしかった。
人間は自分達が生み出した怪獣なのに、
何も出来ない愚かさを露呈し、
ゴジラもヘドラも呆れてる感じがしました。
目は口ほどに物を言うとはよく言ったもので、
ヘドラの目はとても悲しく
人間たちに言いたい事がありそうな寂しい感じがした。
ゴジラも同じく人間には心底ガッカリしたような
ヘドラとの決着の付け方でした。
対決シーンはプロレス路線から時代劇路線に移行
と言う感じで少しおふざけは和らいだ感じはしたけど、
やはり驚くのは空飛ぶゴジラではないでしょうか?
色んな意味でゴジラシリーズを代表する作品では
ないでしょうか。
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