「原点回帰狙って飛んでもない方向に飛んでった衝撃作」ゴジラ対ヘドラ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
原点回帰狙って飛んでもない方向に飛んでった衝撃作
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ゴジラ第11作目なのですが、10作目がメチャメチャ子供向けだったのに対して、本作は180度方向転換し子供にトラウマを植え付けんがばかりの内容になっています。いったい何があった制作陣!?
もうオープニングの歌からしてインパクト大!水銀コバルトカドニウム~ってこの歌今だったら多方面からクレームの嵐になりそうです。いくら公害問題を取り扱った作品といえど表現がストレート過ぎでしょう。よくPTAとかに怒られなかったなぁ。
というか駿河湾って当時はあんなに汚かったのでしょうか?あれ、本当に本物の映像?中盤ヘドロの中に赤ちゃんがいる映像流してみたり、どんだけ公害問題前面に出してきとんねん!っとツッコミ入れたくもなるのですが、本当にあれだけ汚かったら訴えたくなるかも知れません。うーん、スゴい時代だ。
そして、ヘドラがまた強い強い。下手すりゃゴジラシリーズ最強じゃないですか、あれ?頭の上を通過しただけで人間が白骨化してしまうとか危険過ぎです。そんな触るだけで危ないヤツなのにゴジラさん、わざわざ取っ組み合いしにいくとか止めてー!光線出せるんだし、岩も投げれるんだし、離れた所からの攻撃が正しい戦略ですよ!?
途中でアニメが挿入されたり、ゴーゴー踊ってる所でまたあの主題歌を歌ってたり、画面分割して公害訴えてたり、ゴジラが飛行しちゃったりと色々と印象に残るシーンの多い作品でした。当時「楽しいゴジラ」を期待して観に行った子は終わった後に涙目だったに違いない・・・
で、結局ラストに出る「そして、もう一ぴき・・・」は何だったんでしょうね?
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