「水爆対公害…人類の過ちへの警鐘!」ゴジラ対ヘドラ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
水爆対公害…人類の過ちへの警鐘!
ゴジラ・シリーズ第11作。
Blu-rayで6回目の鑑賞。
怪獣映画だからと言って甘く見ちゃいけない。本作は子供だけでなく、大人の観賞にも充分耐え得るものです。むしろ、大人こそ観なければならない作品かもしれません。
当時社会問題となっていた公害をテーマとして採り上げ、ヘドロから誕生したヘドラと水爆が生み出したゴジラ―人類の大きな過ちが生み出した二大怪獣の死闘が描かれました。
公害以外でも、アングラな若者やゴーゴーと云った流行も描いて世相を反映し、演出面ではアニメーションを取り入れるなど、シリーズの中で異色の仕上がりとなっていました。
ヘドラとゴジラの戦いで生じた死者の数がニュースで報じられ、硫酸ミストで人間が白骨化したり、メインキャラがあっけなく死亡するなど、ハードな展開に度肝を抜かれました。
円谷英二特技監督時代には意図して避けられていた流血シーンが描かれたことも特徴的。ゴジラが右目を潰され、左手にも重症を負いつつヘドラと死闘を繰り広げました。
ヘドラの生々しさと、人類の愚かさを表現するために、あえてリアリティーを追求した描写にしたのかもしれません。
ラストシーンが忘れられない。自衛隊の手際の悪さに己の過ちの尻拭いも出来ない人間の愚かさが象徴され、人類に向けられたゴジラの鋭い眼光が全てを物語っていると思いました。
[余談]
ゴジラの飛行は…ナイなぁ…(笑)。
[以降の鑑賞記録]
2020/11/22:Amazon Prime Video
2021/12/31:日本映画専門チャンネル(4Kデジタルリマスター版)
※修正(2024/03/14)
syu32氏🙇
ガーデンズのTOHOシネマズってオープン日にキアヌ・リーヴス来てましたね「地球が静止する日」だったかな?…ガーデンズから図書館は、2Fからそのまま歩いて行けますから、行ったら多分笑いますよ、大袈裟でもなかったって(笑)
syu32氏🙇
多分、近い状態になってますよ(笑)…映画本の棚だけ変に偏ってます(笑)😅
仁義や怪獣や黒澤や勝新やカルトムービーや(笑)…買うまでもないが、読みたいみたいな…この4年程、メチャ発注して8割は入れてくれましたから、お暇な時にのぞいて見て下さいって自分の店か!って(笑)😅