「よくよく見れば…」ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
よくよく見れば…
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シリーズ10作目。
怪獣たちが全て主人公の一郎少年の夢の中という異色作。(いや、最も現実的と言うべきか…)
なので、怪獣ファンタジー、メルヘンといった趣向。
ミニラが一郎少年と友達になって人間の言葉を喋ったりと、ファンの間でも低評価なのだが、よくよく見れば、イイ点だって見て取れる。
公害問題、マンモス団地住まい、両親の共働き、鍵っ子など、当時の社会背景が垣間見える。
いじめられっ子だった一郎少年が夢の中でのミニラの姿に勇気付けられ、一人で誘拐犯に立ち向かっていき、最後はいじめっ子にも勝つ。
そんな一郎少年の成長物語を、本多監督は優しく描いてみせる。
あ、ガバラ?そんなのいたね。
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