劇場公開日 1966年12月17日

「もう二度とない良い時代。南の島でゴジラ、エビラがエレキに乗って大激闘!」ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 もう二度とない良い時代。南の島でゴジラ、エビラがエレキに乗って大激闘!

2025年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

南海の孤島を舞台にした、冒険娯楽ファンタジー。
ゴジラ対新怪獣エビラ/脇役怪獣大コンドル、謎の敵組織、インファント島民とモスラを巻き込んでの大騒動が、明るく楽しく軽快に描かれていて、肩の力を抜いて楽しめます。
ゴジラのユーモラスな描写や、海のギャング・エビラ、敵戦闘機隊との対決の映像に、技術的に円熟期に入った東宝特撮の余裕すら感じます。
そして、宝田明、水野久美ほか、東宝の俳優陣も、ユニークなキャラクターたちを、コミカルにのびのびと演じていて気持ちがいい。
モスラはゲスト的な登場で、小美人を演じるのは今作のみのペア・バンビ。
もとはキングコングを主人公にしたストーリー『ロビンソン・クルーソー作戦キングコング対エビラ』 という企画が、コングをゴジラに置き換えたため、本作のゴジラはまるでコングまんまでした。
ゴジラシリーズも前作「怪獣大戦争」までで、怪獣による都市破壊と怪獣対決、宇宙SFも取り入れ、いったんある種の完成形に到達。
本作以降は、舞台を南海の孤島に移し、新機軸を図っていくことになります。

ITOYA
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