「映画に込められた後世へのメッセージ」ゴジラ(1954) Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
映画に込められた後世へのメッセージ
BSの録画を視聴。
公開の9年前に終戦したばかり。
そのためか
ゴジラによる被害と
避難の描写がリアルで、
関東大震災や
戦時を彷彿とさせる。
過去に実際にあった悲劇を
再現VTRという形にして
後世に伝えるため、
このゴジラという映画に
真実とメッセージを込めたのだ。
ゴジラ登場シーンの他に、
恵美子の恋愛物語も
見応えがある。
芹沢博士が、酸素を研究中に
発見したエネルギーで作った
「オキシジェン・デストロイヤー」
が登場する。
芹沢博士は作ったことを後悔し、
コレを後世に残さない
という選択をする。
調査する者、報告する者、
公表するべきか否か議論する者、
親の氣持ち、子の氣持ち、
被災者、研究者、戦う者、守る者、
あらゆる立ち場の人の
願いや思いも込められた作品。
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トミーさんのコメント
2024年11月29日
共感ありがとうございます。
現在の怪獣映画では人間ドラマは完全に添え物扱いですが、このファースト作では奇跡的に融合されてますね。ドラマに関してはコレを抜いてる怪獣作品はまだ出てないと思います。