「反戦反核のメッセージ」ゴジラ(1954) mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
反戦反核のメッセージ
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毎年、8月終戦記念日あたりになると、戦争映画やら戦時ドキュメンタリーを見るのですが、気分転換にと思って見たのがこの、「ゴジラ」。いやいや、これは反戦反核の強烈なメッセージを持った映画で、びっくりしました。まさにタイムリーな鑑賞でした。
ゴジラの映画は数あれど、いくつかは見たこともあるかもしれませんが、このファーストゴジラは多分、初めてだったかもしれません。(番組の予告とかでチラッと見たとかはあるかもですが)
戦後10年経たないうちに作った映画。戦後まもない時代の流れで登場したゴジラの存在は恐怖をあおります。あえて言うことでもありませんが、子供向けのただの怪獣映画ではないことは間違いありません。世界で唯一核の被害に遭った日本だからこそ、こんな映画が生み出されたのでしょう。
芹沢博士が発明したオキシジェン・デストロイヤー。これを世の中に出してはいけない、しかし、ゴジラを倒すためには必要なんだ・・・と葛藤する科学者としての立場は、大げさではないでしょう。あのアインシュタインだって、原爆開発に加担してしまった結果、「原爆で罪もない人たちを傷つけてしまった。許してほしい」と、湯川秀樹の手を握って涙したらしいです。
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瀬戸口仁さんのコメント
2024年11月24日
フォロー&共感いただき、ありがとうございました。
(この場をお借りして、一言お礼申し上げたかっただけで、重ね重ねのコメントはしませんし、ご返答のお気遣いが無くても構いません)
このゴジラ第1作に関しては、mittyさんの全く仰る通りでまさに共感ですし、戦後のメッセージを込めた思いを、私もレビューという形にしたくなった次第です。
拙いレビューばかりで恥ずかしいばかりですが、今後もよろしくお願いします。