劇場公開日 1986年11月15日

「【岩下志麻さんの圧倒的な美しさと胆の据わった鋭い切れ長の眼と、かたせ梨乃さんの身体を張った演技に魅入られる作品。男なんてヤクザと言って威張っていても、所詮は女性の僕なんです。】」極道の妻たち NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【岩下志麻さんの圧倒的な美しさと胆の据わった鋭い切れ長の眼と、かたせ梨乃さんの身体を張った演技に魅入られる作品。男なんてヤクザと言って威張っていても、所詮は女性の僕なんです。】

2024年11月14日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

ー 五社英雄監督作品は、年代的に先日「鬼龍院花子の生涯」を初めて見たが、凄かった。
 で、今作。前作でもそういうシーンはあったが、当時は若手女優さんを脱がせるシーンが多かったんだね。今作でも、かたせ梨乃さん演じる真琴が世良公則演じる極道杉田に、手籠めにされるシーンがあるが、真琴はそれで杉田に惹かれて行くように描かれる。
  本当かな、とちょっと思った好きでないシーンだったな。

  けれども、今作の大ヒットで、このシリーズが延々と作られたのだから、これは評価に値するであろう。

  今作で言えば、レビュータイトルにも書いた、岩下志麻さんの圧倒的な美しさと胆の据わった眼と、かたせ梨乃さんの身体を張った演技に尽きると思う。
  成田三樹夫(髪と額の生え目が、何となく怖い。)演じる小磯なんか、子煩悩で臆病なヤクザだし、完全に岩下志麻さん演じる環に、飲まれているもんな。

  環の旦那で、組の総長(佐藤慶)なども、ビシッと白いスーツで出所するも、あっと言う間に撃たれるし、極道杉田も真琴豊満な胸にを置いたまま、アッサリ刺殺されるしね。

<男なんて、所詮は女性の僕なんだよな、と私は思ったな。今シリーズの熱烈なファンの方々、怒っちゃ嫌よ!>

NOBU