「SF苦手だとカルト的人気作品はとっつきにくいけど。」GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 ひろさんの映画レビュー(感想・評価)
SF苦手だとカルト的人気作品はとっつきにくいけど。
夫に誘われた。
普段、映画は見るけど、SFは苦手。
嫌いなわけではなく、世界を理解するまでに時間がかかり、気持ちが盛り上がるまでいかない。
さらにカルト的人気作というと、ハードルがあがる。
こんな素人には理解できないかもしれない、そんなとっつきにくさがある。
さらに今回は「イノセンス」と2本連続で見るという。理解できるのか。耐えられるのか。
2本とも短めということで鑑賞を決意。
YouTubeの広告で聞いたことのある歌がとにかくかっこいい。
映画全体がかっこいい。
ただ、理解するに時間がかかるのは確か。
普通の映画の作り方であれば、新人のキャラクターと教える側のキャラクターを作って、世界を説明したり、このキャラクターはこんな人だよとか公安9課ってこんなとこだよ、と見ている人に解説すると思うんだけど、そういうのはなし。
素人にはやはり理解するまでに意識が集中する。
いろんな引用も多く、消化しないまま進む。
無知な自分が見てしまってすみません、という気にすらなる。
わざと難しくしてるのかなとすら思う。
ゴーストって何? こういうことかなと自分なりに納得して進むしかない。
確認作業をしながらの鑑賞。
う〜ん、不親切。
声優さんはみんな渋くて素敵。
少佐とバトーのバディ感というか、ほんのりラブ?みたいな感じにワクワクしたのに、結局少佐が人形遣いと結ばれてしまったのはちょっと悲しかった。
作品としては楽しかったので、もう少し素人に優しいと鑑賞する人も増えるのではないかな。
あんまり子供に説明するようになんでも簡単にしろとは言わないけど、「難しそう」と思って避けられるのはもったいない。
「バカな感想で怒る人がいたら、ほんと申し訳ないです」
と、思わせるからカルト的人気作は面倒くさい。