劇場公開日 1964年3月14日

「大映4K映画祭」剣 はりー・ばーんずさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5大映4K映画祭

2024年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

市川雷蔵主演の白黒映画。
時代劇だと思って見に行ったら違ってた。
とある大学の剣道部での話。
真面目過ぎる主将が市川雷蔵演じる主人公。
今の感覚で見てしまうと、どうしても古いツマラナイ映画と感じてしまう。
この主人公の性格を成り立たせるには戦時中の話にでもしないとダメじゃないかなと思った。。
調べてみたら、作られたのは1964年なので戦争が終わって19年後。
当時の人達はどんな思いでこの映画を見ていたんだろう?
まだ戦争の記憶が色濃く残っていたと思うから、主人公の行動にも共感できたのかな。
もっと武士道精神とか、大和魂的なところを絡めてたら見てて納得できたかもしれない。

骨盤体操のイメージが強い川津祐介が出ていた。
めっちゃ若い顔だけど面影が強くて分かった。
劇中での彼の役を考えてみても、自分の行動が原因であんなことになったら一生トラウマが残ってしまう。
普通には生きていけない。。

衝撃のラストでした。
でも、どうしても似た感じの話があったよなって思ってしまう。。
ある程度の映画の本数を見てしまうと仕方の無い事なんだろうけど。。

はりー・ばーんず