「この映画には映画人としての強い矜持を感じました」黒部の太陽 Mみやこさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画には映画人としての強い矜持を感じました
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ビデオ・DVD化もされていないし、Web配信もないので、ずっと劇場公開を待っていた映画。初めて観ることができて嬉しかった。
期待に違わぬ大作。とても面白かったです。
最近まで、黒部第四ダムを建設する苦労話の映画だと思っていた。
去年の秋に、初めて黒部ダムに行った時に、扇沢と黒部ダムを結ぶ関電トンネルの建設を巡る物語だったことを知りました。
W主演の三船敏郎さんも、石原裕次郎さんも、気合いの入った良い演技。
2人とも、なんだかんだと言っても華やかな人生をおくった人だとは思っているけれど、この映画の製作には映画人としての強い矜持を感じました。
土木業者を演じる宇野重吉さんの息子役として、21歳の寺尾聰さんが出演している。まあ、息子さんなのですけれどね。
それにしても、歳をとってからの寺尾聰さんは、宇野重吉さんに本当にそっくりになっていることに気がついて驚きました。
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