「人間の欲望」黒蜥蜴(1968) 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
人間の欲望
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タイトルだけは以前から知っていて気になっていた。内容は明智小五郎シリーズだった。江戸川乱歩らしく見るからに人を隠して運びそうなソファが登場する。
黒蜥蜴は宝石なんか欲しがるバカだし、女になりたいおじさんというヘンテコな人物としか見ることができなかった。よゆうぶってる犯罪者は映画やドラマではよく見るが、実際は無理だよな~と思うのだが、そんな切なさがにじみ出ていた。人間を剥製にして飾って喜んでいるのだが、よくそこまでできたものだ。例えやろうと思っても一人目の途中で、やっぱり違うと思いそうなものであった。
しかし多分、センスがあれなだけで、本当に欲しいものは宝石や人間の剥製ではなく、スリルや充足感や愛なのだろう。
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