「京都やな～」狂った野獣（1976）　talismanさんの映画レビュー（感想・評価）

ターゲットは路線バス1台なんだから、タイヤを撃つとか道路にタイヤ狙いのトゲトゲのレールを置くとか（ベルモンドの『大頭脳』にあった）すれば警官も犯人も含めてあんなに死人を出さなくてすんだのに、と思った。京都府警の問題？

バスの中のエゴ丸出し人間模様は面白かった。極端なペット愛おばさん、不倫関係の教師（男）と保護者（女）、病持ちでも働かなければならないバス運転手、明るく悲しいちんどん屋さん、大手自動車会社の元・テストドライバーが宝石泥棒になっちゃった、「南国土佐を後にして」を歌う川谷拓三=銀行強盗の片割れ。今と同じで今と違う。いずれにしても大雑把な映画だったかなあ。