劇場公開日 1978年2月11日

「豪華メンバー&中井貴恵(新人)」女王蜂(1978) たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5豪華メンバー&中井貴恵(新人)

2022年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

市川崑監督による横溝正史ミステリー・シリーズの1本。
相変わらず連続殺人が起こって、その場面も描かれるが、「一見して作り物」感を映しているので全くグロさが無い従来からのパターンを踏襲している。

金田一耕助は石坂浩二、「よし!わかった!」の名ゼリフ?の加藤武の出演陣だけでなく、本作はかなり豪華メンバーで、仲代達矢・岸恵子・司葉子・高峰三枝子など名優たちにプラスして中井貴恵(新人)も出演。
この映画が公開される頃、中井貴恵のCMが結構テレビで流されていたので、映画『女王蜂』といえば中井貴恵…の感あり。

また、このシリーズの過去作品で犯人を演じた俳優も複数出演しているので、「この人たちは、再び犯人を演じることは無いだろうな…」などと思って観ていると、犯人は意外な人。
また、犯人が判った後にも、更なる裏付けドラマも多少なりとも付加されているのも楽しい。

この映画、過去の因縁・復讐などと合わせて恋愛も描いたなかなか楽しめる作品になっていた。
ただ、連続殺人の全てを明確にしてくれる再現映像が、もう一つ欲しかった気がした。

金田一耕助と話す中井貴恵の姿を描く際に、「中井貴恵の普通の姿」に挟み込むかたちで「中井貴恵のストップモーション場面を連続挿入」したのは、素晴らしいシークエンスであったと思う。
こうした「映画的場面」を見るのは楽しい。

作品全体としては、それなりに楽しめる娯楽作であったと思う。

<映倫No.19247>

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たいちぃ