銀河鉄道999のレビュー・感想・評価
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また観れてよかった!!
レジェンド級の大傑作SFアニメーション、小学生以来45年ぶりの劇場体験に感動ひとしお
フィルマークス主催の劇場公開45周年記念リバイバル上映にて鑑賞、45年前の小学生の時に映画館で観て以来、何度観てきたかわからないほど観てきた大好きな作品だけど、劇場鑑賞は45年ぶり、大画面と拍力のサウンド、そして何よりもリバイバル上映の初日に観に来るぐらいだから大好きなファンが大勢いたであろう“ガチ勢”と一緒に感動を分かち合う極上の体験ができたことに感謝です
何度観ても、他に類を見ない独特の映像世界と見応えのあるストーリー展開に引き込まれ、2時間強があっという間、もっとこの世界に浸っていたいと、いつも名残惜しい気持ちになります
鉄郎とメーテルを乗せた999号が地球を出発するくだりは何度観ても目頭が熱くなる名シーン、そして全編通して999号が銀河を馳せる映像はいつ見ても最高に美しく惚れ惚れします
本作の最も素晴らしいポイントは原作の巨匠 松本零士さんの世界観を完璧にアニメーションで表現した りんたろう監督とスタッフの描き出す重厚でエネルギッシュ、それでいてどこかもの悲しい独特の映像世界、とにかく全編に渡りみごとな画力に圧倒されます
後半は「里見八犬伝」(1983)など昔の角川アクション映画のクライマックスを彷彿とさせるダイナミックでスペクタクルな展開もあり、近年 生み出されるアニメーション作品とは全く異なる次元で画そのものからとてつもない力強さを感じます
そして本作はキャスティングも魅力的です
主役の鉄郎とメーテルに加え、松本零士さんの描く別作品の名作キャラクター登場という粋な展開が素晴らしく、トチロー、クイーン・エメラルダス、そしてキャプテン・ハーロックが登場し鉄郎達を助けたりする展開を子供ながら大興奮で観ていたのを思い出します
さらに、メーテルやエメラルダス以外に登場する、クレアやリューズなどの女性キャラクター達がみんな綺麗で、それもまた本作の印象的なところでもあります
昨今のリバイバル流行りに大感謝、最高の体験で感動ひとしおでした
映画版のクオリティにTV版が負けた
ストーリーは、あまりのご都合主義、他力本願の嵐ですが、ラストの悲しい別れ、少年の成長と、走って去っていく後ろ姿、窓からじっと見ているメーテル、そしてゴダイゴの音楽の全てがぴたっとはまって、感動したのを覚えています。
当時、映画版のクオリティの高さに、そのあとも続いたTV版のお粗末さがアホらしくて見る気をなくした覚えがあります。
今、万感の想いを乗せて汽笛が鳴る‼️
ひとが
この世に生まれる前から
この星は輝き
ひとが
この世から去ったあとも
この星は輝き続ける
もうこのテロップが画面に出ただけで胸がアツくなってしまう思い出のアニメーション‼️銀河系の各惑星が宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界。裕福な人々は、機械の体に魂を移し替えることによって、永遠の生を謳歌していた。貧しい少年の星野鉄郎は、無料で機械の身体をくれるという星を目指して、謎の美女メーテルと共に銀河鉄道999に乗り込む・・・‼️広大で深い宇宙、999やアルカディア号、クイーン・エメラルダスなどのメカニック、メガロポリスや時間城、機械星などの未来世界のビジュアル、まるでホバーボードのようなスケボーや戦士の銃などのガジェット、アクションやスペクタクル描写、エモーショナルな物語など、幅広い層に訴える条件がすべて揃ってますよね‼️特に男の子はワクワクドキドキ、胸トキメくでしょう‼️すべてのアニメ少年にとっての初恋の人かもしれないメーテル‼️私もそうだったかも‼️そしてキャプテンハーロックや女海賊エメラルダスなど、他の松本零士作品のキャラも出演し、壮大なクロスオーバーを展開してるのも現在観てみるとホントにスゴい‼️マーベル・シネマティック・ユニバースの先駆けですね‼️そしてゴダイゴの主題歌‼️鉄道列車が銀河を駆けるというそのビジュアルや、母に似たメーテルへの鉄郎の淡い恋心など、自由な世界への憧れやロマン、決して結ばれることのない二人のほろ苦い感情や悲しみなど、様々な感情がパッケージされた忘れられない、大好きな作品です‼️特にラストの鉄郎とメーテルの別れのシーンは映画史に残る、涙なくしては観れない名場面‼️
これぞ日本映画の金字塔
永年映画を観てきた中で群を抜いてのベストオブベストがこの作品。
初めて見たのが中学生。一度観て心奪われ以後小遣いの続く限り何度も何度も映画館に取り憑かれた様に通いこんだあの頃。グッズ・関連本・LP・セル画等々買えるものは親の金をクスねてでも買い漁りました。テレビ版や「さよなら・・・」以降の作品にはまったく興味が沸かず、ひたすら当作だけが好きでたまらないのです。
一言で片付ければ全てが良かった。
「人は皆星の海を見ながら旅に出る。思い描いた希望を追い求めて・・・」から始まる城達也のナレーション、列車が漆黒の宇宙を剛音を響かせ走って行き、そして地球を背にした「銀河鉄道999」のタイトルバック。始まりの序曲以降全編を通してラストの終曲迄続いていく青木望のクラシカルで秀逸な楽曲。秀逸どころでは無い場面場面を強烈に脳に焼き付けてくる様な・・印象的な・・例えば鉄郎がメーテルに心を打ち明ける時の「愛の目覚め」、クレアが鉄郎をプロメシウムから救うべく砕け散っていく時の「銀河に散ったクレア・・・涙」、そして鉄郎とメーテルの別れのシーンでの「終曲・・別離」などどれも少し聴いただけでそのシーンが蘇り涙してしまう名曲。
声優人も良かった。
野沢雅子、池田昌子、肝付兼太、麻上洋子、井上真樹夫、田島令子、富山敬、小原乃梨子、納屋悟朗、来宮良子、麻生美代子他で皆間違いない一流処のプロばかり(近年主流の別分野からの抜擢を否定するわけではありません)。
ラストの別れのシーンは野沢、池田の二人だからこそあれだけの名シーンになったと断言出来ますね。
テーマは少年の心の変遷と成長、命は限りあるからこそ尊い、そして出会いと別れ・・
別れからメーテルを乗せた列車が空に向かって走って行くのを追いかけ鉄郎が絶叫・・・「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。今、万感な思いを込めて汽車が行く。ひとつの旅は終わり、また新しい旅立ちが始まる。さらばメーテル、さらば銀河鉄道999・・・・・さらば、少年の日」と城達也の最後のナレーション。そしてゴダイゴの「銀河鉄道999」へ。
進行構成に若干関わったといわれる監修の市川崑他多方面の一流処が関わり練り上げ作り出された傑作で、自分にとっては今観ても心遣らされる愛おしい作品です。
作品は知っていたけど、きちんと観たことはなかった。初めて観るにはス...
TVアニメは全話視聴した。 あの壮大な物語をどうやって2時間にまと...
当時アニメ見なかった後悔
ホントに素晴らしい作品
BS12の日曜アニメ劇場で見ました。最初から最後まで良くできた素晴らしい作品です。1979年の作品ですよ。自分は子供のころ見てるはずですが ちゃんと見てなかったのか新鮮でやはり感動ですね。メーテルは機械人間だったんですね。なんか自分の記憶ではあいまいにしてたような気がしてたんですがね。ラストの別れのシーン泣けますね。次回作があることを知っていても泣けます。そしてエンドロールのところであの曲がかかるんですね。来週BS12で"さよなら銀河鉄道999"が放送されます。この作品は当時神戸のポートピアとの合体試写会があって見に行った記憶があります。 でもほとんど覚えてないので来週見ます。この1作目で謎は解決したようにも見えますがまだ残された謎があるんでしょうね。楽しみです。
日本が世界に誇るアニメ史の最高傑作!!
「銀河鉄道999」最初の劇場用長編にして、SFアニメブームを巻き起こしたアニメ大作!!
故・松本零士の最高傑作にして、44年を経た今見ても決して色褪せる事のない日本アニメ史に残る不朽の名作である。
作品自体はもう何度となく観ているが、見る度に新たな感動を与えてくれるという意味では日本アニメ史の中でもジブリ作品と双璧と言っても過言ではないであろう!
星野鉄郎、メーテル、女海賊エメラルダス、キャプテンハーロックといったお馴染みのキャラクターが放つセリフの一言一言に重みがあると共に、ナレーターの城達也のコメントが何とも言えぬ作品へのオマージュを感じさせる。
今のSFXの技術で実写化が可能となっても、個人的には絶対に実写にして欲しくない作品でもある!!
さらば、少年の日
自分がまだ鉄郎少年くらいの頃に観て以来、久しぶりに観ました。僕はこの映画で、「永遠の命より、限られた命の方が価値がある」ということを教わった気がしています。改めて観ると、テンポが早く無駄のない展開ですが、あたかも行間を読むかのように、描かれてない部分を想像しながら観ました。鉄郎少年が涙する横顔がアップになるエンディングが脳裏に焼き付いていて、うん10年ぶりに観て心が熱くなりました。そこに城達也さんのナレーションが重なり、「今、万感の想いを込めて汽笛が鳴る。今、万感の想いを込めて汽車がゆく。ひとつの旅はおわり、また新しい旅立ちが始まる」という気持ちで自分も泣いていた過ぎ去りし日を思い出して、じーんときました。やはり、永遠の名作ですね。
ようやく映画館で観られたうれしさ
まだ小学生だったもんなあ。これやってた頃。住んでいるところには映画館がなくて、お小遣いも全然足りなくて、本屋でアニメージュやアニメディアを立ち読みして知識ばっか膨らんでいくもどかしさを思い出しました。
さて、TVシリーズは観てました。それを踏まえて本作を観るとストーリーがあっさりし過ぎだなあという、まあ、押さえておくべき最小限すら、というすっ飛ばしがすごいですね。大ラスの機械をくれる星で、ハーロックやエメラルダスって必要か?なんの絡みのなくてただ暴れているだけだということに気付き、もう声出して笑ってしまいました。原作者のゴリ押しかね?それからドルビーシネマ仕様というか画像が当時の雰囲気を残したまま鮮明でいいのですが、音響はもう少しどうにかならんかったのかなあというところで残念です。高音域の不快さ、サラウンド処理の中途半端さにもう少し頑張りましょうや、ここまでやったんだからさあ、とは思いました。
それでも、これは名作です。メーテルの正体が分かったとき、メーテルと鉄郎の別れ、そして鉄郎が一人の男として仕上がった様はさすがです。
ともあれ、昔の名作をこういう形で蘇らせてくれてありがとうございます。松竹さん。ただ、上映時間に上映回数、なんとかなりませんか?
我が青春の
こんな結末だったのか
松本零士逝去の報に接し鑑賞。よく考えたら初めてエンディングに触れた気がする。漫画もTVアニメも延々と星巡りが続いて途中で挫折したような記憶が…。メーテルは結局、不仲な両親の間で二重スパイやってたわけですね。70年代のアニメ大変革の一つが音楽(劇伴)の進化だと思うが、この映画もヤマトやハーロックのごとく壮大なオーケストレーションを動員したものの、場面と曲調があまり合っておらず成功しているように思えなかった。
松本零士のSFはやたら主人公が(トチローを軸に)あちこちにオーバーラップするが世界観が必ずしも統一されてないのが気になる。ハーロックの宿敵マゾーンは出てこないの?女王ラフレシアは?やはり松本先生が本領を発揮するのは、実在するメカの狂気的美しさと、対照的に見た目ふつうのオッサンが男の美学をかけて戦う短編だな。「ザ・コクピット」万歳!
日本が世界に誇る偉大なるマザコンアニメ。
生まれて始めて見る。かなりのアニメオタクだったが、松本零士さんの作品は全く見ていない。高校2年生の時、周りの目を気にしながら、ヤマトを見て、肌に全く合わないと思って、この作品も合わせて、未見のままだった。まぁ、僕の人生が終われば、お会いする事もあろうかと思い、初見する事にした。さて、
元々、松本零士さんが嫌いではない。
『男おいどん』が凄く好きだった。
その連載を僕はライブで読んで、一喜一憂したものだ。登場する女性キャラクターが、牧美也子さんのキャラクターを、松本零士さん風に変えている。奥様を松本零士さんはリスペクトしていると思った。
メーテルの正体を今日初めて知った。それでも、驚きは余り無いし、女性が見て、鉄郎ってどう見えるのかって思った。メーテルと鉄郎の愛って、母親と子供の事と思える。だから、女性から見て、鉄郎がどう見えるか。が大事かなぁ。
銀河鉄道の夜と桃太郎を合成したような話だった。
まぁ、松本零士さんは正直に牧美也子さんを愛していたようだ。母親の如くね。牧美也子さん夫婦の傑作なんでしょうね。いささか、自己満足な所あるが。
何故?銀河鉄道999を見なかったか。未来少年コナンとカリオストロの城があったからで、宇宙戦艦ヤマトを見なかったのは、はじめ人間ギャートルズとアルプスの少女ハイジがあったからだ。
追記 大山トチローは大山昇太の事さ。そして、新説なのだが『大山のぼった』は『大山のぶ○先生』とドラ○もんの『のびの○太』の合成じゃないかなぁ?こじつけさ。
松本零士先生を偲んで
高校生の頃以来久々2度目の鑑賞
今世紀に限れば初鑑賞
監督は『メトロポリス』のりんたろう
脚本は『青春デンデケデケデケ』『理由』の石森史郎
78年から81年まで放送された皆さんご存じ人気テレビアニメ『銀河鉄道999』の劇場版
まず誰もが気になるのは星野鉄郎のキャラクターデザイン変更
テレビアニメファンはここでまず躓く
当時はネットがなかったし情報誌も乏しかったから直接問い合わせする他ないが地方に住んでいると電話代が気になりそこまではとてもやらない
辞書で調べても身近な大人に聞いてもわからないことはわからないままだ
今ならわかる
映画化を機に東映動画のスタッフがちびっ子だけでなく中高生や大人の鑑賞も考慮して年齢設定を10歳から15歳に引き上げたからだという
テレビ版をベースに青春映画を作りたかったらしい
なるほど母が殺されたとき鉄郎はテレビ版に近いがあっちとは違いこっちはメーテルと出会うまで5年の歳月があったのか
だけどメーテルそっくりの母だから15歳の息子がイケメンなのはわかるがそのイケメンだって幼い頃はブサイクってことはないだろう
むしろ年令を重ねてブサイクになる人のほうが多く見かける
まあこの問題は受け入れる他あるまい
栗山千明がメーテルを演じた実写版ではまえだまえだの弟が鉄郎を演じたがそれを観たあとだと10代のときよりは比較的これは容易に飲み込めた
原作原理主義なんてそれだけ若いというか悪くいえば幼稚なのかもしれない
原作者の松本零士先生もこの作品の制作に携わっているのだからこんな些細なことにガタガタ言うのは今となっては烏滸がましい
母を殺した機械伯爵に復讐するためメーテルに助けられ銀河鉄道999に乗り込む鉄郎
復讐を果たすと今度は機械の体をタダでくれると噂される星を破壊しようと旅を続ける
クイーンエメラルダスのドクロ多すぎなのがちょっと気になった
髪留めにもドクロって
声は田島玲子さんだったんだな
終点の駅が実際違うのってまずいじゃん
車掌もグルかよ
なんとなくマクロスっぽかったけどスタジオぬえが関わっているのね
さまざまなヒトと出逢いと別れ
青春の幻影
さらば少年の日々
改めて観たら傑作の部類
うまくまとまっている
ぎっしり詰まっている
ゴダイゴのエンディングテーマも最高
エンドロールも楽しめる
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