「日本が世界に誇る偉大なるマザコンアニメ。」銀河鉄道999 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
日本が世界に誇る偉大なるマザコンアニメ。
生まれて始めて見る。かなりのアニメオタクだったが、松本零士さんの作品は全く見ていない。高校2年生の時、周りの目を気にしながら、ヤマトを見て、肌に全く合わないと思って、この作品も合わせて、未見のままだった。まぁ、僕の人生が終われば、お会いする事もあろうかと思い、初見する事にした。さて、
元々、松本零士さんが嫌いではない。
『男おいどん』が凄く好きだった。
その連載を僕はライブで読んで、一喜一憂したものだ。登場する女性キャラクターが、牧美也子さんのキャラクターを、松本零士さん風に変えている。奥様を松本零士さんはリスペクトしていると思った。
メーテルの正体を今日初めて知った。それでも、驚きは余り無いし、女性が見て、鉄郎ってどう見えるのかって思った。メーテルと鉄郎の愛って、母親と子供の事と思える。だから、女性から見て、鉄郎がどう見えるか。が大事かなぁ。
銀河鉄道の夜と桃太郎を合成したような話だった。
まぁ、松本零士さんは正直に牧美也子さんを愛していたようだ。母親の如くね。牧美也子さん夫婦の傑作なんでしょうね。いささか、自己満足な所あるが。
何故?銀河鉄道999を見なかったか。未来少年コナンとカリオストロの城があったからで、宇宙戦艦ヤマトを見なかったのは、はじめ人間ギャートルズとアルプスの少女ハイジがあったからだ。
追記 大山トチローは大山昇太の事さ。そして、新説なのだが『大山のぼった』は『大山のぶ○先生』とドラ○もんの『のびの○太』の合成じゃないかなぁ?こじつけさ。
え、え?
マザコンではないと思うんです。
仰る通りメーテルと鉄郎の愛は母親と子供です。
だから、鉄郎が成長した時点で「メーテルとはお別れ。さよなら」なのだと。
本作は「母を慕う少年期から、精神的に母親を脱却する様子」
「男の子のマザコンからの脱皮時期」を描いているのだと思います。
それが映画から伝わりにくいとしたら、やっぱり視聴者層拡大の為に鉄郎の年齢を5歳引き上げた事が、作品としては失敗かもしれませんね。