劇場公開日 1968年8月14日

「当時としては立派なSF」吸血鬼ゴケミドロ うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0当時としては立派なSF

2022年2月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

今となっては寄生する宇宙の生命体を描いた映画等山ほどあるが、この当時(49年前?)では凄い。
寄生された人間の額が割れるのはどうなん?って思うけど(笑)
一応、吸血鬼みたいに人の血液を吸うってのがオマケみたい。
物語は個性豊かな乗客たちの我が身可愛さ故の保身に汚ない人間性を見せられると言うのがメイン。
ラストは衝撃的、唖然とする結果

その時代の技術的に仕方ないが現代特撮と比べるとそりゃショボく見える。
でも当時それなりの技術を持って作られたモノだし、この類いをリメイクしたら大抵は技術だけ上がってても、目を見張る作品にならない。

キャストも皆さん中々の暑苦しさで熱演、異常事態の最中に置かれた自分勝手な人々を見せてくれます。

代議士の我が身かわいさなどは中々の下衆っぷり

UFOに吸い込まれていく演出や寄生から解放された身体が朽ちていく様などもそれなりに見応えあり。

死んでる人々の姿が奇妙なポーズで笑ってしまうのはご愛敬。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)