劇場公開日 1965年8月1日

「最後のオチも良く効いていて、良く書けてる脚本で楽しめた」黒い賭博師 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0最後のオチも良く効いていて、良く書けてる脚本で楽しめた

2021年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

小林旭がカードから花札、サイコロ、競馬と和洋の何でもいけるギャンブラー。アジアから欧米までのギャンブラーが登場してきて、無国籍感は満載。味方に思えた金髪美女も敵側だった。藤真奈美も敵側だったが、いつか味方に。ギャンブルで父親に勝って娘の藤真奈美を得た小池朝雄が、父親にカードで負け、自己憐憫的な恋心言って、爆弾抱えて死んでしまうのが哀れで、印象に残った。

イカサマのテクニックが成る程。最後、敵側の策略に乗って犯人達をみすみす逃してしまった警官・谷村正彦と小林旭の地方行き列車の旅のオチも、上手い。小林旭には魅力感じなかったが、原作が良いのかもしれないが、とても良い脚本と思えて楽しめた。藤真奈美の父親に代表されるギャンブル狂いの怖さも良く出てた。

Kazu Ann