「コメディー系のホラー映画?工藤夕貴の亀甲縛りに(*´Д`)ハァハァで、この採点」逆噴射家族 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)
コメディー系のホラー映画?工藤夕貴の亀甲縛りに(*´Д`)ハァハァで、この採点
お父さんを主軸に、家族全員が狂っていく様子を静かに描くのがATGの神髄かと思いきや、本作は完全なコメディータッチを楽しめるエンタメ寄りでした。しかも極めてアナーキーな。英題にするなら『Crazy Thunder Family』みたいな。
大昔にタイトルに惹かれたという、たったそれだけの理由でレンタルVHS(βだったかも)で観た時はさっぱり訳が分からず、難解で前衛的でな映画だと思ったのに。
月日が経つと、こうも印象が変わるのかと自分でも驚いています。
レオタードの工藤夕貴を亀甲縛りして凌辱するとか(なんと!13歳)それだけは、はっきりとに記憶に残っていました(*´Д`)ハァハァ
アマプラでタイトルを見つけた時に、もう一度それを見てみたいと思い、たったそれだけの不埒な理由で再鑑賞を決めました。
アレで性的指向をこじらせてしまった方も多いのでは?私もちょっとこじらせた口です(*´Д`)ハァハァ
今で言えば7年前の芦田愛菜に同じことをやらせてるみたいな(*´Д`)ハァハァ←こら犯罪者
(「性的嗜好」と書くのが正しいと思っていたのに、調べてみると現在ではそれは相応しくないとして「性的指向」と表すべきらしいですね。倫理観念と日本語ややこしい)
倫理観念と言えば、本作でたびたび使われる“キ〇ガイ”は1974年以降に問題視されるようになって、いわゆる放送禁止用語として認知されるようになったとありましたので、本作は明らかにそのタブーに挑んだシナリオだったのですね。
キ〇ガイ上等じゃないですか。キ〇ガイ全開映画バンザイ。亀甲縛りバンザイ。
でも…小林克也の縛りはどこに需要が?
ちなみにタイトルの“逆噴射”は、やっぱり日本航空350便墜落事故から着想を得たのかな?きっとそうに違いない。「機長、何をするんですか!!」←どや顔で考察垂れ流したのにwikiにそう書いてあるじゃん!
逆噴射だけに一体どこに着陸地点見つけるのか、どうにも予想できない展開にハラハラしました。
カオスの終着点は死こそ相応しいと思ったのに。ガス爆発で、全員死亡のオチだと思っていたのに。
小林よしのり原案だけに『東大一直線(東大快進撃)』のラストみたいな。
なのに、ごくありふれた朝食のシーンになってるし。そうかと思えば、また盛大にリバースしてるし。よくわかんないです。
私が割とよく使う表現で言い表せるなら「赤ちゃんの見た悪い夢」みたいな。←だからそれってどんな感じよ?
家が崩壊するシーンって、セットとはいえ住宅街のど真ん中でよく撮影許可が下りたもんだと思いました。撮影許可の件でまた寄り道ついでに調べてみたので、綴ろうかと思っていましたが長くなりそうなので、割愛します。←毎度、コレができればいいのに(笑)
結局のところアレだ。きっとあの家って『変な家』だったんだ。呪われた家。だって、家を葬ってホームレス生活してからは、みんなマトモに戻ったじゃないですか。
そう思えば合点がいくの。実はコメディー系のホラー映画だったんだと。そんな感じの作品でした。