「突き抜ける真面目さ、ぶっとんだ面白さ」逆噴射家族 Nakashinさんの映画レビュー(感想・評価)
突き抜ける真面目さ、ぶっとんだ面白さ
これはぶっとんだ作品!3回目観た。小林よしのりが脚本担当しているからかおもしろく、ぶっとびすぎて笑ってしまうほど。
マイホームの一軒家を手に入れた父親、その妻、息子、娘の4人家族が新居に移り住む。それぞれ独特の個性の持ち主だが微妙なバランスをとって平穏に暮らしていたが、これまた個性的な祖父が同居することになってから均衡が崩れ、個性がむき出しになる。
父親は家族全員が現代病だと思い込み、妻らは逆に夫や父親が病気だと思う。
やがて、狂気は暴走して家族間の戦いにもつれこみ、武装して戦う。戦いの最中、マイホームは崩れて、河川敷の暮らしから再生する。家族関係で誰にでもあるような内面の狂気をあぶりだした傑作!
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