「全てお金の時代だったけ。チェルノブイリ事故後、昭和最後のギャグ。 ...」木村家の人びと マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
全てお金の時代だったけ。チェルノブイリ事故後、昭和最後のギャグ。 ...
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全てお金の時代だったけ。チェルノブイリ事故後、昭和最後のギャグ。
景気が良い話ばかりしているが、働かなけりゃ金が手に入らぬ時代である。『守銭奴になるな』と言いながら、『企業の為に働く者は評価するぞ』と日本全体を守銭奴の蟻地獄へ引きづりこむ。金が好きなのは良いが、金をかけずに楽しむ方法を育まなくなった。つまり、『金がかかる行為が一番快楽を呼ぶもの』と定義されるようになった。成熟された資本主義であるのは、北欧と同じだが、成熟した文化の取得には失敗して、文化はチンケに退化して、お金の第一主義の時代を迎えるに至った。従って、円安の今、大日本帝國は絶滅に瀕しているのだ。
しかし、ラーメンを食べるのは良いが啜ってもらいたくない。下品だ。グローバル経済とか、欧米化を望むのなら、世界をもう少し見つめ直す必要がある。
お金を貯める事よりも、お金を使う方法を選別すべきだ。また、タイム・イズ・マネーは若者であっても自覚すべきだ。
この演出家もピンク映画を作っていた時は良かったが、18Rじゃなくなると受けばかり、つまり、興行を考えるようになり、毒がなくなるだけで、下品度は増す。本当の笑いを知らない。
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