機動警察パトレイバー the Movieのレビュー・感想・評価
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大迫力の4DX
1989年の初公開時に2回、2019 年の30周年記念上映1回に続き、4回目はサウンドリニューアル4DX版。
内容的には、後藤隊長と遊馬の会話が、のちに『踊る大捜査線』に大きな影響を与えているな、と感慨に浸りつつ。
音の面は戦闘シーンがクリアなのと、音楽がよかった。
4DXは水しぶきがすごかった。
自分の席の水を手元のスイッチでカットしても、前や横の席から次々と水が攻めてきて、気分は方舟パージ!
大迫力で楽しめました。
内容が非常にシステムと相性がいいし、揺れるシーンの椅子の演出も上手いと思うので、パトレイバーファンは一度体験しておくとよいと思います。
4DXで蘇った、押井エンタメの一つの到達点
31年前に劇場で出会い、その後VHS→DVDと購入して何回となく繰り返して観たこの作品が、コロナを乗り越えて再び劇場にかけられる日がやってきた。
スクリーンの前に集まるのはもちろん当時からのファンばかり…かと思いきや、そのジュニア世代を引き連れたパパも多く、シネコン自体は日曜でもまだまだ閑散としているが、このスクリーンだけはほぼ満席。
ありがとう。我ら世代の伝道師たち。
4DXの演出は…まあ、文句言い出せばきりがないけど、これはこれでいい。
特に方舟への出動シーン以降。雨と風と揺れはすごく効果的に機能していて良かった。まさに胸熱。
(ただ、顔に直接吹き付ける水の量は…ちょっと多すぎませんかね?ラストの嵐ではもう寒くて…)
作品を観ながら、次の展開はもちろん、セリフや音楽もほぼ頭の中でトレースできる我々ファンが、やはり当時と同じ様に引き込まれてしまう。
この31年の間に、当然数えきれない批評や作品分析が行われ、スタッフの方へのインタビューや回顧録がたくさんあるので、今更、しがないいちファンの私が言うこともないが、「銃火器」「旧約聖書」「鳥」「記憶」…やはりここで押井監督のエンターテイメントが一つの到達点を迎えていたんだと再認識した。
…いや、そんな偉そうな話じゃない。
「私はこの作品が大好きだ」ということを再認識した、って話。
作品をかつて楽しめた方は、あらためてまた劇場で堪能して頂きたい。
傑作!!
SFアニメの金字塔。
それ以外の形容詞が見つからない。まさに傑作。
公開されたのは1989年。なんと30年前。
本当にびっくりです。古さを感じさせない。
初めて観たのは、たしか中学生のときだったかな?
本当に感動しました。練りこまれたストーリー、キャラの魅力、音楽の素晴らしさ、観終わった後しばらく余韻が消えなかった。呆然とした記憶がある。それから30年、何度見返したことか。。
この作品で押井守監督が大好きになり、その後監督が製作したアニメ映画はすべて観ることになった。この続編の「パトレイバー2」、「攻殻機動隊」や「イノセンス」などのちょっと暗い雰囲気の作品も好きなのだが、エンタメ作品としては押井監督の文句なしNo.1の作品。何度観ても楽しめます。
ちなみに、今回は映画館で視聴。
コロナの影響で映画館が数ヶ月閉鎖になっていたけど、7月くらいから新作ではなく古い作品をリバイバル上映してる。その1作品として4DXで上映されている。
この作品は4DXで観るにはちょうど良い。
雨や嵐のシーンが結構あるので。水しぶきが凄かった(笑)今まで何度も観てるけど、もちろん4DXで観たのは初めて。これはこれで新しい楽しみ方かな?何度も観てる人でも、結構楽しめます。
まだ一度も観たことはない人は、まずテレビ版のパトレイバーを観るべき。キャラの関係性がわからないと物語に入り込めないので。今ならHuluで観れます。OVA版まで観るとさらに楽しめると思います。
その上でこの作品を観てほしい。
もう30年も経つのかと思うと感慨深い。
今後自分が死ぬまでに、まだまだ何度も見返す作品。
一生の内に、そんな作品にそう何度も出会えるものではない。
出会えた幸せに感謝したい。
本当にそう言える、稀有な作品だと思います。
名シーンの多い、秀作です。
架空の世界。コンピューターウィルスを用いたテロを防ぐために、パトレイバー隊員が活躍する物語。
パトレイバー隊員が活躍する近未来アクション映画です。
特にクライマックスのアルフォンスの闘いは秀逸です。「丁寧さ」、「精密さ」、「迫力」、「緊迫感」。台風一過の日の出も印象的な名シーンです。
この映画はストーリーも、映像も凄く良いのですが、印象的なシーンが多い作品でもあります。
例えば、出動準備のシーン。大規模テロを防ぐ責任と自負、失敗した時の不安、危険に直面する恐怖、そして近づく大型台風。効果的なBGMをベースに、隊員達の「高揚する気持ち」が描かれます。
例えば、中盤で刑事が寂れた街を歩くシーン。セリフ一つなく、淡々と再開発される直前の街並みを映します。社会の無常を効果的に映し出されていて切なくなります。
徐々に小難しい映画ばかり作り始める押井監督ですが、この作品は万人に紹介できる良作だと思いました。
終わりなき日常の内破
零式が好きです。
機械に立ち向かう人類の知恵と勇気
作業用レイバーがコンピュータウィルスによって暴走し始める。台風が海上プラント通称方舟に影響を及ぼして、8,000台のレイバーを暴走させるテロリスト帆場暎一(エホバ-ヤハウェ)。
1989年とは思えないほど2016年でも現代的なテーマを扱ってて見れる作品。各登場人物がそれぞれの立場で緊急事態に適材適所の働きをする過程が丁寧に描かれてる。
無理したんでしょうね。
色褪せない傑作
ドラマがなく徒にストーリーを追ってしまっている。
わたしは駄作を見てしまうと、怒りがこみ上げてくる性質なのですが・・・この映画はどちらかというと腹が立ちました。
前評判が良すぎたせいかもしれません。
コンピューター暴走ネタの作品でこれの類に入る一番古いものは
ウォーゲーム
です。この作品や、サマーウォーズをみても、その点で新しいとか感じることはありませんでした。また、コンピューターの暴走というネタでいくと、かの有名なキューブリックの作品や、ブリンナー主演の異色西部劇があります。
主人公たちの敵がハッキリしてないので見ていてもイマイチ興奮できませんでした。具のないカレーライスを食って腹が膨れてしまったような感覚です。
でも、まるっきり駄作でもないと思います。押井守監督の次回作に期待します。
問題意識含めて全く色褪せていない作品。
『1980年代に予想されていた10年後』を描いた本作シリーズ。
私は漫画から本シリーズに入りましたがその世界観、キャラクター、機体に魅せられOVA、TVアニメ、劇場3作品、SFソフト、小説…と色々なメディアミックス作品を渡り歩きました。
非常に好きなシリーズです。
で、劇場1作目の本作。
主人公達が駆け回り、苦悩し、活躍する。
パトレーバーと暴走レイバーが派手に格闘する。
そして、帆場の捜査を通じて変化する東京、取り残される東京が描かれる。
笑って、アガって、考えさせられる。
そして劇中の音楽も格好いい。
最高です。
2013年の今観ても全く色褪せていません。
今回、劇場の大きなスクリーンで観る機会に恵まれて非常に良かった。
2014年に実写版公開予定ですが個人的には本作で取り扱ったHOS事件か廃棄物13号を取り扱った派手な映画にしていただきたいものです。
今夏公開予定の映画「パシフィック・リム 」みたいな映画にしてくれれば嬉しいんですが…ならないだろうなぁ。。
本作はオススメです。
最高のSFエンターテイメント。
多分、押井守監督の最高傑作でしょう。
20年以上先を見据えた鋭利な先見性と、それに逆らうアナログ人間たちの「知恵と勇気」の奮闘が、ギャグを交えて存分に発揮されています。
古い話で恐縮ですが、「交渉人真下正義」はこの名作の丸パクりです。
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