機動警察パトレイバー the Movieのレビュー・感想・評価
全78件中、1~20件目を表示
42の謎
パトレイバーを観続けてずっと気になっていたことがあります.
それは、笠原弘子さんが唄うイメージソング『約束の土地へ』の歌詞の中にある、
『♪42階から見下ろすのは、欲望の町~』
の「42」の意味がサッパリわからず今までモヤモヤし続けていました.
しかし、それがふとしたきっかけで解決したのです.
たまたまネットで『42』という数字を検索した時に出くわした答えが、
「銀河ヒッチハイク・ガイド」というSF?作品の中でスーパーコンピューターが出した究極の答えが『42』.意味は、
『生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え』
という意味でした.
(興味のある方はネットに出ていますので検索してみてください)
おそらく神目線のまま命を絶った『帆場英一』をさしているのだと思います.
だから「42」なのですね.って、
こんなのわかりません(笑)
これがわかればその後の歌詞はスルスルと理解できます.
こんなのは「E.HOBA」のパスワードを解いた遊馬に任せれば即解決だったでしょうね.
ともかく35年以上も謎だった答えが解決しました.
めでたしめでたし
コアなパトレイバーファンの方々ならば、知っていて当然なのかも知れませんが…
「直接、帆場って男をしょっぴいて尋問すれば」よかった.です.
時代を先取りしたサイバー脅威の預言書
やっぱ良く出来てる
大画面でパトレイバーを観たくて鑑賞しにいきました。
脚本の構成というかドラマの構成が良く出来てるなと思うのと、
映画で語られる『怖さ』は全く変わらないというか、逆に今のほうがその怖さを実感するなと思いました。
刑事モノとしての出来はとても良く、とても面白く特車二課とのつながりもとてもいいと思いました。
ですが、特車二課で『無理くり』解決させようとする所、後半の方舟内のくだりは、ちょっと厳しいなという意見です。
方舟がキーになる所なんかはとても好きなのですが…
ラストの対決の所は、『見せ場を用意しましたよ』という感じだなと思いました。
昔はそれがよかったのですが、今回改めてこの作品をみて「ここは別に余分かな~」と思いました。
『映画パトレイバーpart1』なので香貫花をだしたり、お約束はやっておかないといけないというのはわかるのですが…
ですが、これはこれで昔はこれが良かったと思えたものが、今見るとそうでは無くなってしまっている事がとても面白いな~と感じました。これがリバイバルの醍醐味というものでしょうか。
映画として良く出来ているのでこう思ってしまう、古いアニメ映画だから仕方が無いとは思わせてくれない、欲張りにさせてくれる映画です。
今でも十二分に通用する内容を30年以上前に作ったとは本当に凄いと思います。
「新しいものが出ても結局いいものはなくならない! 絶対残り続けるよね! 大事なことは全部パトが教えてくれたわ!」です。
趣味の世界
1989年公開作品
2020年4DX公開
2025年映画館鑑賞99作品目
10月14日(火)イオンシネマ石巻
dポイント−500円→1300円
DVDで過去数回鑑賞
映画館で鑑賞するのは初めて
やっぱりスクリーンは良いよね
監督は『劇場版 ニルスのふしぎな旅』『うる星やつら オンリー・ユー』『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』『機動警察パトレイバー2 the Movie』『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の押井守
脚本は『機動警察パトレイバー2 the Movie』『ガメラ2 レギオン襲来』『ピストルオペラ』『機動警察パトレイバーREBOOT』『空母いぶき』の伊藤和典
粗筋
99年の東京湾
篠原重工のプログラマー帆場暎一がバビロンプロジェクトの要レイバー整備用海上プラットフォーム「方舟」から投身自殺
時を同じくして都内でレイバーが暴走する事件が多発
第二小隊の篠原遊馬は暴走した機体すべてに搭載されていた篠原重工製の最新レイバー用OS「HOS」(Hyper Operating System)が原因ではないかと推測
遊馬は父である篠原重工社長と犬猿の仲だった
篠原重工のこととなると太田以上に熱くなる篠原遊馬
太田の「なんだと!」は笑える
太田は岩手県釜石市出身
大谷翔平は岩手県奥州市出身
岩手県出身で名字も似ているが大きな違い
岩手県民もいろいろ
テレビアニメに比べると全体的に雰囲気が重い
原案のゆうきまさみ先生くらいの軽さがほしい
配役
レイバー製造大手メーカー篠原重工の御曹司で第二小隊一号機バックアップ(指揮担当)を務める篠原遊馬に古川登志夫
第二小隊一号機フォワード(操縦担当)を務め自分が操縦するイングラムを「アルフォンス」の呼ぶ泉野明に冨永みーな
優秀すぎて公安から飛ばされた特車二課第二小隊長の後藤喜一に大林隆介
不倫で出世コースを外れ今に至る特車二課第一小隊長の南雲しのぶに榊原良子
ニューヨーク市警から研修で特車二課に配属された日系アメリカ人の香貫花クランシーに井上瑤
第二小隊二号機フォワード(操縦担当)を務める度が過ぎる熱血漢の太田功に池水通洋
第二小隊二号機バックアップ(指揮担当)を務める妻子持ちの進士幹泰に二又一成
第二小隊後方支援担当兼野菜作り担当の山崎ひろみに郷里大輔
特車二課整備班主任のシバシゲオに千葉繁
特車二課整備課長の榊清太郎に阪脩
篠原重工の常務の実山剛に辻村真人
警視庁捜査課所属の刑事の松井孝弘に西村知道
警視庁警備部長海法に小島敏彦
特車二課課長の福島隆浩に小川真司
警視庁捜査課所属の刑事で松井の部下の片岡に辻谷耕史
テレビの天気予報レポーターに林原めぐみ
政府広報ナレーションに林原めぐみ
方舟の篠原重工スタッフに子安武人
ウェイターに子安武人
特車2課の整備員に子安武人
暴走レイバーの運転手に立木文彦
女性アナウンスに高乃麗
未来の1999年
失った未来
4K版&大画面でわかる新たな発見
本作は何度も観てきたが、今回は再上映企画でひさしぶりに鑑賞。
相変わらず、押井監督のエンタメ寄り作品としては唯一かつ最高傑作だと思う。
先見性やら、現代にも通ずる社会問題や機械の仕組みにまつわる脚本、展開、また謎解きの過程は色褪せない。
以下、物語の進行に関わらない一部ネタバレ。
4K大画面になったことで、容疑者の痕跡を辿る刑事コンビのシーンや方舟の暗いシーンの描き込み具合がよくわかったし、某タイラント2000に書いてある建設会社名「梶間組」(ゼネコンの鹿島が元ネタっぽい)、電算機室など2課建物内の張り紙などの記載内容等がちゃんと判読できてクスッとしたり、幕間に当時物のTheMOVIE2特報が流れたりと、良い時間を過ごすことができた。
子供時代に公開当時で鑑賞できたなら幸せだっただろうなと思う。
また、他の人も書いている人がいるが、意外と若い世代とか初視聴っぽい人が観に来ていて良かった。
永遠の名作!
何度見ても良いものは良い
リバイバルの度に(これが見納めかも…)なんて要らぬ心配に駆られて映画館に足を運んでしまう。
けど、その度に『観て良かった!』と思わせられる。
今回は公開時の音源で、キャストの声が瑞々しく演技も新鮮で、これまでリバイバルで上映されてきたサウンドリニューアル版の練られた演技とは違う感動を覚えた。
特に、オリジナル劇伴の不穏で不安定な響きがやっぱり最高に良い。
サウンドリニューアル版はストリングなどが生音源にされてて、いくら揺らぎを表現してもお行儀の良さが消しきれないのが不満だったから(川井憲次さんの劇伴に毎回のように参加されてる内田ストリングスさんは確かに最高なんだけど、この作品に限っては…ゴメンナサイ…)。
パトレイバーは…いつ観たって最高だよ
今年初めて押井守の作品(攻殻機動隊)を鑑賞して世界観にハマり、本作品も押井守が監督されていると知り、タイミング良く4Kでリバイバル上映されていたので、パトレイバーを全く知らない状態でしたが鑑賞しました。
ファンからすると賛否あるみたいですが、私はとても好きな作品でした。
パトレイバーの知識がない為、最初色々と戸惑いもありましたが、ストーリー展開が面白いのでずっと見入ってしまいました。作中内で描かれている90年代東京の田舎町の情景がとても良いです。また各キャラクターも個性魅力があって良かったです。(特に後藤さんの立ち振る舞いが好きでした。)
個人的にはトマトの一連の流れが、昭和のドラマを思い出させるような展開で好きでした♪
この映画が30年以上前に作られていることが信じられませんでした。
こんなの思いつかない!
劇中の雰囲気がすごく好き
何度観ても新鮮な1989年公開の映画
再公開されると知って観に行きました。
今から30年以上前の映画なのに、未だに古臭さを感じません。
何度観ても良い映画ですね。
昔、初期OVAシリーズでパトレイバーを初めて知りましたが、その時は可愛い女の子がパトカーみたいなロボットを操縦するオタク向けアニメという印象でした。それがまさかこんな重厚な深みのある映画になるとは。
公開当時はバブル全盛期でしたので、劇中に出てくるバビロンプロジェクト(東京湾埋立計画)も、もしかしたら近いうちに現実になるかもと思えましたが、今の日本の状況を見ると完全に夢のまた夢ですね。
今年の10月は、劇場版のパトレイバー2作目と同じ押井守監督作の攻殻機動隊も公開されるので、今から楽しみです。
まずレビューのレビュー
カールが...
1989年の映画とは思えない
当時14歳、劇場で見ましたが、半分くらいしか理解できていなかった。
(OSが何なのかも分からなかったけど、今なら)
その後、2005年頃にDVDで鑑賞して、ようやく理解。
今回は36年ぶりに劇場で再鑑賞。
自分と似た年齢層だけでなく、もう少し若い層が鑑賞していて嬉しかった。
レイバーは活躍していないけど、バビロンPJは東京湾アクアラインを彷彿とさせたり、PCウイルス、暴走、などあの時代によくこんな未来を描けていたのかと感嘆。
他の押井監督作品は見たことがないけど、エンターテインメント作品として良かったと思う。
DVDで何度も見ていますが、オープニング、箱舟に向かうシーンはゾクゾク&ワクワク。
最後のイングラムVS零式の戦闘シーンの有無について賛否両論ありますが、やはり必要だと思う。できれば、もっと時間を割いても良かったのでは?
篠原重工と政府の対応なんかも、風刺が利いていて良き。某自動車メーカーのリコール隠しを考えると、今では考えられませんが。
後藤さんと松井さん、榊さんと実山さんの会話なんかも、回を重ねるごとにしみじみ共感。
下町風の瓦屋根の民家と高層ビル、スクラップ&ビルド。
帆場の気持ちにも同感。
自分にも天才な頭脳があれば、似たような事をやりたくなるかも。
踊る大走査線やシンゴジラにオマージュされたことは、ファンとしても嬉しい。
リバイバル上映プロジェクトにて観賞
全78件中、1~20件目を表示













