「劇場初公開35周年記念上映!何度観ても面白い劇場版! 劇場は満席!みんなパトレイバー好きなんですね。」機動警察パトレイバー the Movie ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場初公開35周年記念上映!何度観ても面白い劇場版! 劇場は満席!みんなパトレイバー好きなんですね。
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レイバーの業界標準OSと、そのウィルスによる暴走に着目したストーリーがすごい。
この当時、あまり一般的ではなかった、コンピュータのOSとコンピュータウィルス、それによる大規模な犯罪を扱っていて、しかも描写が的確です。
それだけではなく、ストーリーに自然に盛り込んであるのがすごい。
事の発端は、自衛隊のレイバーの暴走から静かに広まり始まる不気味さ。
主人公が自分の好きなパトレイバー"アルフォンス"が、暴走するかもしれないという不安。
犯罪の計画者が、すでに死んでいる犯人であり、その足跡をたどる刑事たちの見る、都市開発においていかれた風景。
その「バビロン・プロジェクト」も、政府広報もリアル。(この辺にも「踊る大捜査線」の元ネタがみえる)
「バビロン・・・」「方舟」だけではなく、随所にある聖書の引用も雰囲気を出す要素として有効に使われています。
クライマックスに向けての盛り上げ方も気持ちよく、戦闘ではパトレイバー新機種ZEROも得意技「抜き手」で活躍。
でも、劇中にもあるように、そう、合言葉は『知恵と勇気!!』
劇場版として、非常に完成度の高い娯楽作品です。
そして、最新作「EZY」プロジェクトが2026年に始動!2年も先!???
とにかくスタッフに押井守の名前がなくて本当に本当に良かった!
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