「とても楽しい」機動警察パトレイバー the Movie 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
とても楽しい
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おそらく3回目か4回目で、初めてスクリーンで見ることができた。ただ4DXで、椅子が揺れたり風が吹いたり水が掛かったりが迷惑でしかない。特に水はメガネが濡れるのでスキを見て拭かないといけなくて困る。水が掛かって風が吹くと寒い。3Dでないだけまだよかったのだけど、ただの2Dで上映して欲しい。
久しぶりで改めて見ると公開時期が80年代の終わりで、はーっと深いため息のような気持ちになる。80年代の終わりに90年代の終わりを予想した世界。東京のウォーターフロント開発が途中で、『踊る大捜査線』のようにその地域がまだ田舎扱い。また、水路の脇のバラックのような建物があって、今は失われた世界。当時本当にあったのかどうかも記憶にない。パソコンがFM-Vみたいな機種。
クライマックスは改めて見るとかなり強引で、レイバーが暴走すると言っても箱舟の中だけなら別に暴走しても特に問題なさそうだし、パトレイバーで行く必要があまりない。人間だけでこっそり行った方が安全なのではないだろうか。
ミステリアスな雰囲気はたっぷりなのだけど、後藤と篠原の会話があまり噛み合ってない。ノアがあんまり出番ないし、魅力もあまり描かれていない。箱舟を破壊しなかったら東京中のレイバーが暴走したのだろうか。きちんとシャットダウンしていれば大丈夫なのではないだろうか。それに箱舟を壊しても、ウィルスが蔓延したままでは新宿や他の2か所の地点で強風で音が出たら暴走するのではないだろうか。
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