喜劇 初詣列車のレビュー・感想・評価
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新潟行き(?)の急行で小学校5.6年で湯沢へ行った。 映画のプロロ...
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新潟行き(?)の急行で小学校5.6年で湯沢へ行った。
映画のプロローグ場面が混んだ急行だったが、我が家族はその急行に乗ってスキーへ行った。場所は同じ湯沢。混んでいたので、我が亡父は家族を口実に周りの若者と喧嘩をしていた。僕はそれが嫌だった。中学生になる迄連れ回されたが、僕はスキーが嫌いになった。
途中、柳小路が出てくるが、当時フーテンのたまり場だった、西荻窪の柳小路てある。永島慎二先生の『フーテン』と言う漫画を読むとハイミナールの逸話は沢山出てくる。
つまり、ジャパニーズカウンター・カルチャーの時代。芸術は退廃的に花が咲いていた。
神武景気はうなぎ登りだが、経済は東京オリンピック後で急進力を無くし、反ベトナム戦争や反安保闘争と言った若者の反体制運動とあいまって、混沌を極める。
そして
この初詣にタンカバイを倡えるのが、フーテンの寅なのである。
ここに登場する『イカス若者』達は団塊の世代である。やがて近未来にその団塊の世代が消えて、我々が認知症になれば、こう言った文化があった事を知る者は誰一人いなくなる。
この時期は日本文化の頂点であり、本当の退廃に向かう魁の様な時代で、大変に重要な時代だと感じている。それを今の若者に伝える世代が我々の役目かと感じる。
今年もよろしくお願いします。
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